2006年01月04日
コンテンツ番号4377
財政は厳しい、しかし市民には笑顔で接して
〜平成18年岸部市長年頭のあいさつ〜
平成18年の仕事始めを迎えた1月4日(水)、市役所本庁舎大会議室で岸部市長が幹部職員らを前に年頭にあたってのあいさつをしました。
冒頭で岸部市長は、「昨年暮れから大雪となり、豪雪対策本部を設けたがこれからが心配」と、大雪の影響を心配しつつ「昨年はいわば合併ゼロ年。4つの町が一つになり、一緒にやっていこうとするスタートの年だった」と、振り返りました。
そして、「最初の年は合併したことで守備範囲も4倍になったが、よくがんばっていただいたと思う。ただ、17年度は旧町の事業などをそのまま引き継いだもので、18年度が実質的に新市としての最初の年度になる。いよいよ新しい市のまちづくりに向って奮起したい」と意欲をのぞかせました。
しかし、「3億9千万の合併補助金も10年間に分けて交付されるというし、交付金も確定していない。三位一体改革も不透明という中で、歳出は減らさざるを得ない状況」と、厳しい財政事情を抱えていることなどに触れながら「既存の事業でも削れる部分は削り、限られた収入を効率よく事業に結び付けたい」と、事業を執行する立場の市職員への改善と工夫を求めました。
そして、より具体的に、「旧4町でばらばらに購入していたものを一括して安くいれてもらう、といったことが合併効果の一つ。例えば病院の資材でも共同購入することができるはず。支出を少しでも抑え事業に回す工夫が必要」「指定管理者制度の導入に際しても、廃止するものと、どうしても必要なものをもう一度見直す必要がある。今は苦労するかもしれないが、経費の節減を工夫することによって、この後の事業によい形となって表れる」などと、職員の奮起を促しました。
最後に、「ただ、財政的に厳しいからといって職員が難しい顔をしていると市が明るくならない。笑顔はお金に代えられないもの。市民には明るく接し、気配りのある接遇を心がけてほしい」と、笑顔と市民への思いやりのある市政の必要性を強く述べました。