2006年01月11日
コンテンツ番号4369
400人が新春を喜び会う 鷹巣地区〜第29回新春交流会〜
鷹巣町商工会女性部(和田テヱ子部長)主催による年頭恒例の「新春交流会」が1月11日(水)、市中央公民館で開かれ、鷹巣地区の商工会会員ほか、行政関係者、自治会役員などおよそ400人が参加、新年を祝い、賀詞を交換し合いました。
鷹巣地区の新春交流会は、もともと商工業者や行政関係者らが参加する名詞交換会として始まったもので今回で29回目の開催。午後4時から始まった交流会は満場の出席者の中、新春らしく観世流謡曲・たかのす村雨之会(村上良治会長)による舞囃子「安宅(あたか)」の演示でオープニングとなりました。
はじめに、主催者を代表して和田会長が「現在市内の3商工会では年末年始の大売出し商戦の真っ最中。景気回復の起爆剤となることを願って止まない。女性部では、この交流会のほか、年間を通し奉仕活動なども行っている。活動をとおし、明るく元気に、そして前向きに地域づくりに貢献してまいりたい」とあいさつ。
続いて檜森正商工会長が「来年は国体、再来年には全国植樹祭と全国規模のイベントが北秋田市で開催される。地元としてしっかり受け入れ態勢を整え、地域経済に波及するよう準備しておきたい」と経済人としての心構えを述べていました。
また、来賓の津谷永光県会議員が式辞を述べ、「昨年話題となった新語に『想定内(外)』という言葉があるが、この豪雪もいわば想定外の事象。豪雪対策として国では、自治体への特別交付金の交付も検討しているようだが、自治体としてはただもらうばかりでなく知恵を出し合い、関係者が連携しながら厳しい時期を乗り切って行きたい」と豪雪の話題などに触れながら、「県では将来、地域振興局を全県で3ヶ所にする計画。近隣で誘致の動きもあり、じっとしてはいられない。今から行動を起こし必要性を訴えるべき」と、市民が一体となった行動の必要性を訴えていました。
この後、女性部有志が艶やかな着物姿で「寿」と題した祝舞を披露し一気に場が華やぐと、木村充北秋田地域振興局長の発声で乾杯し祝宴に入りました。満場となった会場では、参加者同士が席を移動しながら新年のあいさつを交わすととともに、景気の見通しや豪雪の話題で交流を深め合いました。