2006年01月15日
コンテンツ番号4364
燃え立つ炎で厄払い
しめ縄や門松などを燃やして、正月に迎えた神々を送り出す伝統行事「どんと祭」が旧正月にあたる1月15日(日)、綴子の「ぶっさん館」前の駐車場で行われ、ぶっさん館や大太鼓の館を管理・運営する鷹巣観光物産開発や町の関係者、また正月飾りを持参した市民らが無病息災や家内安全を祈願しました。
「どんど祭り」は「どんど(ん)焼き」などとも呼ばれ、平安時代に中国から日本に伝わった行事で、正月が明けた1月の13日から15日ころに、お正月のしめ飾りや破魔矢、お供えもの、前の年のお札や熊手などの縁起物を焼く民俗行事。地方によって“どんどん焼き”、あるいは“左義長(さぎちょう)”など、いろいろな呼び方があり、その火で焼いた餅を食べると1年の災厄が払われるともいわれています。
ぶっさん館前に設けられたどんと祭りの“舞台”には、地域住民らが持ち寄ったしめ飾りや門松などの縁起物が積み上げられ、午後3時過ぎから始まった綴子神社宮司による祈とうと同時に火が入れられると、炎が勢いよく燃え上がり、 見守る住民らはそれぞれの思いで炎に手を合わせていました。
【参考】
屋外での野焼きなどは「廃棄物処理法」により原則として禁止されていますが、伝統的に民間で行われている行事、あるいは暖をとるための焚き火や、キャンプファイヤーなどを行う場合の木くずの焼却などは許可されています。また、 今回焼かれたしめ飾りなども、ビニールやプラスチック製品は除かれています。