2007年12月05日
コンテンツ番号9592
北秋田市民病院起工式
(2007.12.5)
平成21年10月の開院を目指し、北秋田市が県立北欧の杜公園の一角に整備を進めている北秋田市民病院の起工式が12月5日(水)、現地で行われ、関係者が工事中の安全を祈願しました。
市民病院は、既存の厚生連北秋田中央病院、公立米内沢総合病院、市立阿仁病院の3病院の入院・診療機能を統合し、より専門的かつ高度な医療を提供できる新病院として建設事業を進めているもので、構造は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨)、地上4階、地下1階。建築面積は約8,200で免震構造が採用されています。
また、標榜する診療科は内科、消化器科、産婦人科、放射線科など21科で病床数は320床。外来は1日780人ほどを見込んでいます。主な機能として「がん医療」「精神医療」「地域災害拠点病院」「健診センター」などの機能を提供することになっています。
式典は、北秋田市下杉字上清水地内の建設現場に仮設されたテントに工事関係者、市及び市議会、医療関係者など約70人の関係者が参列して行われ、午前11時から始まった神事では、岸部市長と工事関係者の代表が鍬入れをして工事の無事を祈りました。
式典の後、岸部市長は、「この場所は、県と国の協力、それに市議会の理解を得て決定した建設地。昨日は厚生労働大臣からの同意書も届き、いよいよ着工が始まる。完成までには2年近くかかるが、立派な市民病院ができることを期待したい」とあいさつしました。
建設工事は、建築、電気設備、機械設備に分割して入札が行われ、建築工事は鹿島建設が44億5千万円で、電気設備はきんでんが11億1千百万円で、また機械設備は新菱冷熱工業が16億1千万円で落札、11月12日までに契約が完了しています。
建築工事の工期は平成21年8月。工事完了後、機器の設置や既存病院からの患者移送を行い、同年10月に開院の予定です。
【北秋田市民病院の整備計画概要】
- 所在地 北秋田市下杉字上清水
- 敷地面積 約12万
- 建築面積 約7,600
- 延床面積 約2万5,500
- 階数 地上4階、地下1階、塔屋1階
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標榜診療科目数 21科
- 内科
- 呼吸器科
- 消化器科
- 循環器科
- 小児科
- 精神科
- 外科
- 整形外科
- 脳神経外科
- 心臓血管外科
- 産婦人科
- 眼科
- 耳鼻咽喉科
- 麻酔科
- 泌尿器科
- 放射線科
- 歯科口腔外科
- 神経内科
- 皮膚科
- リハビリテーション科
- 形成外科
- 病床数 320床
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主な提供機能
- 救急医療体制
- がん医療
- リハビリテーション医療
- 精神医療
- 結核医療・感染症対策
- 地域医療支援病院機能
- 臨床研修指定病院機能
- 地域災害拠点病院
- へき地医療拠点病院機能
- 人工透析
- 健康センター機能
- 建設費 88億7千5百万円