2007年12月10日
コンテンツ番号9589
市社会福祉協議会
(2007.12.10)
在宅複合型施設「ケアタウンたかのす」など2施設の指定管理者に指名された社会福祉法人北秋田市社会福祉協議会(高坂祐司会長)は12月10日(月)、高坂会長らが市役所を訪れ、岸部市長に施設の管理に係る職員の確保についての報告をしました。
市では今年7月、「ケアタウンたかのす」を含め8つの福祉施設について指定管理者の候補者を公募、うち「ケアタウンたかのす」及び隣接する「サポートハウスたかのす」の2施設は9月議会において市社会福祉協議会が指定管理者となることが議決されました。
現在市では、両施設の管理を財団法人・たかのす福祉公社(松橋雅子理事長)に委託していますが、指定管理者の指定に伴い、来年4月1日から新たな管理者の下で介護老人保健事業等を実施する施設が運営されることになるため、県に対し老人保健施設を開設するための申請を行うことになっています。
同協議会では指定管理者の決定後、両施設に勤務する職員を新たに公募・採用し、申請手続きの一環として、介護保険法に規定されている医師、看護師、介護職員等の職員が定足数を満たしている旨を市に報告したものです。
報告された人員は、医師1(介護保険法上の常勤換算人員1)、看護師15(同12)、作業療法士1(同1)、介護職員70(同67)、支援相談員1(同1)、介護支援専門員5(同5)、栄養士6(同2)、調理員5(同0)、生活相談員5(同3)、の計109人(同92人)。このほか事務職員、補助業務に従事する職員を合わせ計153人が施設職員として予定されています。
高坂会長は報告の中で、「170人の応募の中から109人を採用した。現在管理運営を行っている福祉公社の職員も多く含まれている。利用者が継続してサービスを受けられるよう最大限配慮した」と話しています。また岸部市長は、「社協には開設後、施設利用者や家族が不安なく利用できるサービスの提供と、効率的な運営をお願いしたい」と期待していました。
「ケアタウンたかのす」「サポートハウスたかのす」の指定案については、9月定例議会で審議が行われ、無記名投票による採決の結果、議案賛成17票、反対8票の賛成多数で可決されています。
市では、規定職員に関する資料など開設申請書の要件を整えた上で、来月には県に提出したい、としています。