2007年12月18日
コンテンツ番号4320
ショッピングセンター「イオンタウンたかのす」建設工事始まる
(2007.12.18)
平成20年3月の開店を目ざし、マックスバリュ東北(本社・秋田市)が栄字中綱地内に建設を計画しているショッピングセンター「イオンタウンたかのす」の起工式が18日、現地で行われ、関係者が工事の安全を祈願しました。
起工式は、同社と建設工事を請負う秋田土建、佐藤庫組などの建設業者が主催したもので、出店業者をはじめ武藤北秋田地域振興局長、岸部市長、地権者及び工事関係者ら約50人が参列しました。
建設されるショッピングセンターの概要は、▽建設総面積=23,825▽店舗面積の合計=14,133▽店舗(小売業者)=マックスバリュ東北、サンデーほか2店舗 ▽駐車場収容台数=1,559台▽駐輪場収容台数=410台▽荷さばき施設=765 ▽附帯施設=飲食店、娯楽施設、ガソリンスタンド―などとなっており、同社が県北地域で展開するショッピングモールでは最大級ものです。また、雇用人員は、約350人が見込まれています。
同社の親会社であるイオン(本社・千葉県千葉市)が本市進出の意思を表明したのは今から15年前の平成4年。当時は同じく進出計画を示していた伊徳(本社・大館市)との間で建設用地をめぐって地権者等との交渉などが難航し、旧鷹巣町も解決へ向けた調整を行ってきた経緯があります。
その後、イオンでは建設予定地域を変更し、併せて事業主体を同社に替えて用地買収や農業振興地域除外・農地転用などの所定の申請などを行って出店計画を進めてきました。
午前11時から始まった神事では、同社をはじめ出店業者や工事関係者らの代表による鍬入れの後、岸部市長や地権者代表者なども玉ぐし奉てんを行って、およそ4ヶ月間にわたる工事の無事を祈りました。式典終了後、同社の勝浦二郎・営業商品統括部長が、「15年の長い歳月を経過し、やっと実現できた。秋田県や北秋田市、地元関係者のご尽力の賜物。県北地域最大の規模を誇るので、地元の皆さんに精一杯役に立ちたい」とあいさつ。
続いてあいさつに立った岸部市長も、「長い間待ちこがれていた分、非常に嬉しい気持ちでいっぱいだ。これで市民が圏域外へ流れる事無く買い物ができるし、雇用と合せていろいろな面で地元経済への波及効果が大である。関係各位に感謝を申し上げる」と述べ、待ち望んでいた市内での大型店の実現に期待を膨らませていました。
建設地の斜め向いの栄字前綱地区は、同じくショッピングモール建設を予定している伊徳も用地の整備工事を進めています。あしかけ15年を費やした大型店整備構想は明春以降 相次いで実現されることとなる模様で、本市を取り巻く商業活動も一気にその様相を変えることになりそうです。