2007年12月20日
コンテンツ番号4317
第3日目の「移動行政懇話会」を阿仁で開催
(2007.12.20)
まちづくりや身近な行政課題などについて市民と語り合う「北秋田市移動行政懇話会」の第3日目が20日、阿仁山村開発センターを会場に開かれました。阿仁会場では市民およそ30人が参加、市当局が説明した当面の行財政計画への質疑を含めて、市政や阿仁地域を取り巻く広範囲な行政の諸問題についての活発な意見や要望などが出されました。
この懇談会は13日に合川地区、17日は森吉地区で開催されており、市当局からは岸部市長をはじめ、副市長及び各部長らが出席しているものです。この日は、始めに岸部市長が「市民の方々のいろいろな意見、要望などを市政に反映させていきたい。阿仁地域が抱える内陸線や阿仁病院などについて意見を伺いたいのでよろしくお願いする」とあいさつ。
続いて市の担当職員から「新市まちづくり事業の進捗状況と財政について」、「新しい高齢者の医療制度について」、「住宅用火災警報機の設置について」の3項目を説明しました。 (説明内容の骨子=合川会場、森吉会場と同じ。本ホームページ13日、17日の新着情報を参照)
このあと、説明に対する質疑を含めた市政全般にわたる事項について、参加者から主に次のような意見、要望が出されました。合併後の阿仁地区の事業の進捗状況について秋田内陸線の方向づけをどうするのか阿仁病院の今後について集会施設の運営管理のあり方阿仁地区の消防、救急体制の整備をどうするのか―等々。
これに対し岸部市長をはじめ市当局は、阿仁地区は基幹となる各種のインフラは整備済みと認識している。各種の要望等はたくさんあると思うが、市内どこでも緊急性、必要性の高いものを優先しているので理解願いたい小中学生通学のバス転換は、安全確保を第一として結果である。内陸線利用は難しい。内陸線は存続か廃止かの選択になろう。仙北市や関係団体とも協議をして県に地域の声を訴えていきたい当初の方針どおり診療所として残る。 新たに「無償貸付」を加えたのは火災保険料負担の軽減を行うためだ。管理運営について自治会負担をいくらかでも少なくしたいと考えている新病院等への救急搬送に効果を現す高規格救急車の阿仁分署への配置を20年度に行いたい―などと答えました。
このほか、参加者からは、「豪雨災害の復旧事業」、「各種体育施設の整備・充実について」、「全国植樹祭開催のメリット」、「経済産業省認定の産業遺産について」など、地域と日常生活を取り巻く意見や質問の数々が出されていました。
なお、第4日目となる鷹巣地区を対象とした懇話会は、12月25日(月)の午後6時30分から中央公民館(花園町)で開催されます。