2007年12月21日
コンテンツ番号4315
12月市長定例記者会見
(2007.12.21)
岸部市長の12月定例記者会見が21日、市役所で開かれ、今年1年間の出来事を振り返るとともに、平成20年の抱負について述べました。
はじめに「今年は実に様々な出来事があった1年であった。なんと言っても豪雨災害が一番大きかったのではないか」と9月17日の集中豪雨により甚大な被害を受けたことついて触れ、「未だ回復してなく、また心理的に立ち直っていない方もいる。何より生活基盤が一番大事。来年の作付前に農地を元に戻したい。橋や道路の現状復帰も必要であり、今回のような災害が起っても丈夫なものにしたい。今回の災害を教訓に災害対策やまちづくりに活かしたい」と述べました。
また、「国体は今年の大きな行事であった。 県勢としても初の天皇杯・皇后杯を獲得できた。多くの市民が感動を得られたのではないか。また、競技を観戦した子どもたちにも頑張ろうと思う意欲が出てきたのではないかと思う」、「大会期間中多くの選手団や応援団が北秋田市を訪れた。その方たちが再度訪れてくれることを望んでいる」と今年1年の大きな出来事について説明。
一方、新年度に向けては、予算は災害復旧を重点とした体制としたと述べ、主な事業として「雇用確保・拡充に向け企業の誘致を推進したい。大型商業施設がそれぞれ起工し、共に300人規模の雇用がある。市の発展にとっても大変よいことと思っている。また、レアメタル産業や医療関連産業などの誘致を行いたい」と来年度の抱負を述べました。
この他、先月5日に起工式が行われた市民病院については「人間は健康でいることが1番大切なことである。市民病院の本体工事が進み形がわかってくれば、私の経験上、医療関係者は視察に訪れる。このようなことで医師が来たいと思うことがある。このほど行っている移動行政懇話会でも市民から要望されているが、医師については単に頭数を揃えるのではなく、良い医者を揃えたいと考えている」と述べ、阿仁病院や米内沢病院についても新しい形でてこ入れが必要と説明しました。
また、内陸線については、「存続のためにはまず市民の乗車が一番。存続のための会としか協議していないが、市民全体の意見を取り入れながら存廃の方向を示したい」とし、来年6月15日に北欧の杜で行われる第59回全国植樹祭については「現在準備を進めているが、国体と違い1日だけの開催。しかも5〜6時間で日程が終わる。その短い時間でいかに北秋田市をPRできるか、北秋田市の食材をPRできるか検討しなければならない」と述べました。