2007年12月23日
コンテンツ番号4314
鷹巣混声合唱団定期演奏会
(2007.12.23)
県内でも歴史の古いコーラスグループ・鷹巣混声合唱団(斉藤郁夫代表)の第30回定期演奏会が12月23日(日)、市文化会館で開かれ、息の合ったハーモニーで訪れた人々を魅了しました。
同合唱団は、終戦後間もない昭和25年、鷹巣農林高校の男声合唱団「ゴン兵衛合唱団(昭和24年発足)」と、鷹巣高等女学校(昭和2年創立、同25年鷹巣農林高校に併合)の女声合唱部で活動していた部員らによって産声を上げた県内でも歴史の古い合唱団。変遷を経ながら今年で57年目を迎え、現在は約26人ほどの団員で活動しています。
年間の定例的な活動は、定期演奏会と文化祭での発表ですが、最近では、近隣の合唱団との交流も盛んになり、釈迦内女声合唱団や大館コーロ・カンパネラなどとの合同演奏や、また、浜辺の歌音楽祭や大館市民合唱祭に参加するなど、精力的な活動を続けています。
プログラムは3部構成。第1部でははじめに、「まきびとのひつじを」「あらののはてに」など有名な賛美歌3曲を披露。続いて、ヘンデル作曲「メサイア」より、「アンド・グローリー・オブ・ザ・ロード(主の御栄光(みいつ)は)」「ハレルヤ」「ウォーシィ・イズ・ザ・ラム・ザッツ・ワズ・スレイン(ほふられたる子羊は)」「アーメン」の4曲が披露されました。
「メサイア」は、クリスマスの時期が近づくと世界各地で演奏される宗教曲。特に「ハレルヤ・コーラス」はよく知られています。会場は、あたかも教会で聖歌を聞いているような厳粛なムードに包み込まれました。
また第2部では鷹巣マンドリンクラブ(永井愛子代表)が賛助出演。30人を超えるギターとマンドリンのアンサンブルで、「いい日旅立ち」「涙(なだ)そうそう」「ジングルベル」など6曲を披露し、大きな拍手を送られていました。
休憩をはさみ再び合唱団がステージに立ち、クリスマスソングや、韓国ドラマ「冬のソナタ」のテーマ曲として知られる「最初(はじめ)から今まで」、コブクロの「永遠(とわ)にともに」で混声合唱の魅力を伝えたあと、「千の風になって」で締めくくり、訪れた約200人の聴衆に感動を与えました。