2007年10月08日
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成年男子9人制の鷹巣クラブは3位
(2007.10.8)
鷹巣体育館で開かれていた第62回国民体育大会(秋田わか杉国体)成年女子バレーボール競技は8日、決勝戦が行われ、本県チーム(TDK)が兵庫(富士通テン)を2-0で下し、初優勝を飾りました。
また、3・4位決定戦は広島(マツダ)と埼玉(パイオニア)の間で争われ、埼玉が広島を破り、順位が決定しました。
表彰式では、チーム入場のあと成績が発表され、会場から両チームの健闘を称える大きな拍手が送られました。
国体バレーボール競技の松平康隆名誉会長が大会を振り返り、「秋田県チームは、絵に描いたような美しい優勝だった。テクニック、チームワークとも9人制バレーの真髄を見せてくれた。準優勝の兵庫も最高のテクニックを発揮した戦い振りだった」と、栄誉を称えました。
岸部市長は「どのチームも磨かれた技で9人制バレーのすばらしさと感動を与えてくれたことに感謝申し上げたい。当地はこれから秋の観光シーズンを迎えるが、これを機に再び北秋田市にお越しいただきたい」と、歓送のことばを述べました。
この後、国旗・諸旗儀礼とともに「若い力」を斉唱し、4日間のバレーボール競技の幕を閉じました。熱戦の余韻が残る館内では、式典終了後も市民やファンが選手に祝福のことばをかけ、また選手らも記念撮影などに応じていました。
大会役員で国体開催に尽力された市バレーボール協会の藤原高司会長は、「競技会を成功裏に終えることができたが、これも関係者の長年にわたる努力と市民の皆さんの協力のおかげ。9人制バレーは競技人口も多く、職場や地域で親しまれ育ってきた種目。将来、国体競技としては廃止されるとのうわさもあるが、このまま継続してほしいと願っている」と、大会を振り返るとともに、9人制バレーに対する愛着の気持ちを述べていました。
なお、大館市の田代体育館で行われた成年男子9人制バレーボール3・4位決定戦では、本市の鷹巣クラブが宮城(東北リコー)を2-1で破り、3位となりました。
秋田県(TDK)2-1兵庫県(富士通テン)
スコア
第1セットは序盤は7:3と秋田県がリードしたが、兵庫県が連続4ポイントをあげ7:7の同点に、その後10:10の同点から秋田県がサーブやブロックなどで連続3ポイントをあげ13:10に、その後は終始秋田県がリードし、最後は21:18で秋田県がセットを取得。第2セットは序盤から中盤にかけては点の取り合いとなり、8:10となったところで秋田県がタイムアウトをとり体制の立て直しを図り、10:12から連続4ポイントをとり14:12と逆転、その後も秋田県は16:14から相手のサーブミスやブロックなどで連続4ポイントをとり試合を決めた。最後は秋田県が21:15せセットを取得、見事優勝に輝いた。
【秋田県チーム 佐藤キャプテンのコメント】
「今日は思ったより緊張しないで試合に望めた。多くの皆さんのご声援があったからこそ試合に勝てたと思う。自分たちは身長が高いほうではないので、つなげるバレーを心がけた。今日の相手はこれまで一度も勝ったことがない相手だったので、当って砕けろという気持ちで向かっていったことが良かったと思う。これまでの苦しい練習に耐えてきたからこそ、今日の喜びにめぐり合えたのだと思う」
埼玉県(パイオニア)2-0広島県(マツダ)
スコア
第一セットは広島県が序盤は終始リードしていたが埼玉県が徐々に追い上げ、中盤に15:15と同点に追いつき、その後は勢いの乗る埼玉県が18:16から連続3ポイントをあげ、埼玉県が21:16でセット取得。第二セットは序盤は接戦となったが、中盤で埼玉県が12:9とリードしたところで広島県がタイムアウト、その後も広島県が立て直しを図るも、埼玉県の勢いを止めるこちとはできず埼玉県が21:14でセットを取得、埼玉県チームの三位が確定する 。