2007年10月16日
コンテンツ番号9647
フェンシング松岡彗君、女子バレー村上弘美さん
(2007.10.16)
9日閉幕した第62回国民体育大会(秋田わか杉国体)のフェンシング少年男子と少年女子バレーで活躍した本市の高校生2人が16日(火)、市役所を訪れ、岸部市長に大会の結果と大舞台での様子などを報告しました。
1人は、合川体育館を会場に開かれたフェンシング競技少年男子フルーレの秋田県チームとして優勝した合川高校1年の松岡彗(さとし)君。もう1人は、大館市の樹海体育館で開かれた少年女子バレーボール競技で3位に入賞した大館桂高校3年の村上弘美さん=本市脇神字赤川岱=。
松岡君は、秋田市の城東中学校から「フェンシングをしたくて」合川高校に進学、ジュニアオリンピックでも入賞するなどめきめきと頭角を表しました。その実力から今国体と同時期に開催されたアジア大会での代表入りも決まっていましたが、わか杉国体にこだわり、伊藤心選手(二ツ井高校3年)、佐藤樹(明桜高校3年)ととともに代表入りし大会に臨みました。
国体では、1回戦を突破したあとの2回戦で埼玉に1-2で敗れ、準々決勝進出をかけて負けられない1戦となった対福島戦では1勝1敗で松岡君が3番手として対戦、プレッシャーを受けながらも5-2で勝利しました。準決勝の対熊本戦は伊藤・佐藤の2人が連取して決勝進出。そして優勝をかけた神奈川戦も1勝1敗のあと、松岡君が5-1と圧勝し、見事5年ぶり10度目の優勝を飾りました。
同校の高橋充校長、松岡公章フェンシング部監督らとともに市長を訪問した松岡君は、「自分の力だけでは優勝することはできなかった。支えてくれた周囲の人たちのおかげ。これからもずっとフェンシングを続けたい」と報告。
岸部市長は、「実力から楽勝だろうと思っていたが、相当のプレッシャーの中での優勝。ほんとうにおめでとう。まだ1年生ということで将来が楽しみ。さらに強い選手になって」と栄冠を称えました。
松岡君は、11月25日から12月4日までフランスのマルセイユで開催される17歳未満の選手が参加する「第5回カデフルーレワールドカップ」に参加の予定。「昨年の同大会では個人40位、団体が7位。今年は団体では3位以上、個人でも8位以内を目指したい」と、世界の舞台での健闘を誓っていました。
また、少年女子バレーボールで3位に輝いた村上さんは、お母さんの政子さん(49)らと訪問。村上さんは、鷹巣中央小学校からバレーボールを始め、鷹巣南中、桂高校とバレーを続け、選抜チームとして代表入りしました。
大会は、1回戦対石川県(選抜)を2-0、3回戦鹿児島県(選抜)を2-1、準々決勝では強豪大阪(選抜)を2-0と破るなど快進撃。勢いに乗って進出した準決勝では優勝した京都府(京都橘高校)に3-0と敗れましたが、3位決定戦で長崎県(九州文化学園高校)を3-2とフルセットの末破り、3位に輝きました。
攻守への重要な役目となるレフトのポジションでチームを3位に導いた村上さん。「はじめての全国大会で試合に出場し、結果を出せてよかった。応援していただたいた多くの皆さんに感謝したい」と、大会を振り返っていました。
岸部市長は、「村上さんをはじめ市出身の選手が各種競技で活躍した。水害による被災後だったこともあり、市民にとっては大きな励みになった。これからもぜひバレーを続けて」と、激励していました。