2007年09月03日
コンテンツ番号9695
平成19年度秋田県防災協会大館支部防災訓練
(2007.9.3)
県消防協会大館北秋田支部と市が主催の防災訓練が2日、米内沢駅前周辺で行われ、消防団員や地域住民、関係者ら約400人が参加し、訓練を行いました。
訓練は、午後1時に震度6弱の直下型地震が発生し、火災や家屋の倒壊、強風による被害拡大があるとの想定で行われました。
災害発生後、市役所に災害対策本部を設置し、県へ報告。森吉支所に現地災害対策本部が設置され、支所の職員が自宅から本部へ集合。まとめた被害状況調査報告書を衛星電話で本部へ報告しました。
米内沢駅前周辺では福祉施設で火災が発生、消防隊が到着するまでの間、地域住民らによるバケツリレーで初期消火活動が行われた他、大型バスと乗用車が正面衝突する想定も。現地に現場指揮本部と救護所を設置し、バスの乗客と乗用車に閉じ込められた運転手を救護しました。また、火災がいたるところで起こっているため、これ以上の拡大を防ぐため水幕ホースの訓練も行われました。阿仁川では溺れた2名を救助するために、防災ヘリコプター「なまはげ」が登場。見学していた人々もはらはらどきどきのなか、見事救出に成功しました。
米内沢小学校のグランドでは「なまはげ」の説明を受けたり、実体験として、煙ハウスに入ったり、消火器体験など参加者らが実践しました。
閉会式では、統監を務めた岸部市長が「地域の方々も多数参加いただき有意義で、内容の濃い訓練を行うことができた。本日の訓練を忘れることなく、有事に備えお互いに協力しあい防災につとめましょう」とあいさつ。今日の訓練を公評し、防災対策への理解を深めました。