2007年09月02日
コンテンツ番号9693
第5回北秋田市たかのす太鼓まつり
(2007.9.2)
「第5回北秋田市たかのす太鼓まつり」が9月2日、綴子・大太鼓の館野外ステージで開かれ、大勢の太鼓ファンらが迫力ある演奏とパフォーマンスを楽しみました。
イベントは、市観光協会や綴子上町・下町大太鼓保存会など各太鼓団体で組織する「北秋田市たかのす太鼓祭り実行委員会(織山盛二実行委員長)」が主催。今年は市内から8団体が出演しました。
この日は、午後になってから小雨がぱらついたため、開演時間を少し繰り上げて開演、開会式に先立ち、プログラム最初の綴子下町大太鼓保存会がトップを切って登場しました。ステージに、ギネスブックで認定された直径3.71メートルと3.44メートルの2張りの大太鼓が現れると、会場には小さなどよめき。この2張りの演奏とステージせましと舞う3匹の獅子踊りで、会場を楽しませました。
開会式では、はじめに織山実行委員長が、「旧鷹巣町時代から、太鼓の里づくりの一環で太鼓イベントを続けてきたが、形にするにはまだまだ時間がかる。綴子大太鼓は700年の歴史を持つというので、あと100年くらいかかるかもしれないが、長い目で見守ってほしい。この日のために各団体とも練習を重ねてきた。ぜひ最後まで楽しんで」などとあいさつ。
この後、鷹巣婦人団体連絡協議会を母体とする「ふるさと子ども太鼓」が、担ぎ太鼓を体の前に、かわいい衣装で登場し、「お米さんありがとう音頭」など2曲を、バチさばきも愛らしく演奏し、会場から大きな拍手を受けていました。
「阿仁吉田かざはり太鼓」は、中高生が主体の創作太鼓グループ。阿仁吉田地区にある史跡「風張城址」に因み、演奏曲も武士の生き様や戦いの激しさを表現、若い打ち手たちは、早いリズムと強く激しい連打で熱演していました。
唯一、会場の見物客も参加できたのが、ストレス解消などに効果があるといわれる新しい太鼓の形式「ドラムサークル」。平成17年の大太鼓の館リニューアルの際に本市にも愛好会が結成され、各種のイベントなどに出演しています。ステージでの演奏には赤ちゃんを連れたお客さんなども参加し、会場と一体となって太鼓を楽しみました。
この後も、綴子大太鼓保存会、鷹巣ばやし普及会、婦団連たかのすふるさと太鼓などが次々に登場し、力強い演奏と華麗なパフォーマンスを披露、観衆は初秋の一日を太鼓尽くしで楽しみました。
なお、来年6月15日に開かれる第59回全国植樹際では、当日の記念式典終了後、市内の太鼓グループが出演する市主催の太鼓イベントが計画されています。