2007年09月04日
コンテンツ番号9689
リサイクルで製作 鷹巣町婦団連
(2007.9.4)
鷹巣町婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)の中嶋会長らが9月4日(火)、市役所を訪れ、秋田わか杉国体・女子バレーボール競技に参加する選手・役員へのお土産にしてほしいと、包装紙やチラシ、杉の葉で作った手づくりのしおりを岸部市長に手わたしました。
しおりは全部で500枚。新聞紙などに織り込まれてくるチラシや使わなくなった包装紙を水に溶かし、杉の葉を刻み混ぜ込んで作ったもので、同協議会を構成する各地区婦人会や消費者の会など20団体の会員が手分けし、手づくりはがき用の道具を使って製作しました。
費用はほとんどかからなかったものの、水に溶かした紙をミキサーで砕き、乾燥させ、はさみで同じ大きさに切りそろえる、といった地道な作業を重ね、期間は2カ月ほどかかったそうです。透明なフィルムで包まれた完成品には、中に「えぐ来てけだすな。まだ来てたもれ。」と、訳のついた秋田弁で歓迎の言葉が書かれた紙が封入されており、特に県外から訪れた人たちの関心を引きそうです。
中嶋会長は、「婦団連でも何かお役に立ちたいと、リサイクル活動などにも取り組んでいる会員の発案で製作したもの。ささやかなものだが、しおりを使い、大会の後も選手たちが北秋田市を思い出してくれれば幸い」と述べていました。
岸部市長は、「たいへんありがたい。皆さんのおもてなしの心が込められた手づくりのしおりは、選手・役員に喜ばれること間違いない」と感謝。また、環境保護にもつながるお土産だけに、来年の全国植樹祭でも活用できないか、などと広がる期待を寄せていました。
しおりは、大会で選手・役員に配布されるプログラムなどの資料用封筒に同封され、プレゼントされることになっています。