2007年09月09日
コンテンツ番号9685
第3回北秋田市発明工夫展
(2007.9.9)
第3回北秋田市発明工夫展の表彰式が9月9日(日)、市中央公民館で行われ、ユニークな発明品や工作を応募し入賞した子どもたちに表彰状と記念品が贈呈されました。
発明工夫展は、子どもたちの観察力・創造力など科学する目を養うため、市内各小学校の児童を対象に夏休みに製作したアイデア作品、便利な作品を募集し開催しているもので、今回は8校から39点の応募があり、20人が入賞しました。
表彰式では、市教育委員会の加賀隆寛委員長、吉田正作次長が、各賞の入賞者一人ひとりに表彰状と記念品を手わたした後、吉田次長が、「寄せられた作品は夢にあふれ、生活感のにじんだ作品ばかり。遊びや普段の生活の中から発想を広げることはたいへんすばらしいこと。これからも、夢を持って挑戦を」とあいさつ、入賞を称えました。
入賞作品は、ペットボトルやダンボール、小石など身の回りにある素材を再利用したり、改良を加えて創りあげたユニークなものばかり。講評では、教育委員会の担当者が市長賞などの上位入賞作品について感想を述べ、発明のヒントや工作のコツを指導していました。
展示会は9日午後3時まで。市長賞ほかの入賞者は次の通りです。
- 市長賞 久住 栞(女・浦田小学校1年)「みずどけい」
- 教育委員長賞 木村 太成(男・米内沢小学校4年)「飛べないリサイクルUFO」
- 議長賞 岩本 謙吾(男・鷹巣南小学校5年)「水位おしらせ器」
- 教育長賞 村上 愛奈(女・鷹巣東小校4年)「夜空にきらめくプラネタリウム」
- 審査委員長賞 佐藤 宏樹(男・綴子小学校2年)「くるくるタワー小もの入れ」
- 金賞・銀賞(⇒一覧表参照)
入賞作品の一部 受賞者と講評
作者:浦田小学校1年 久住 栞(くずみ しおり)さん
身近な材料を使って、時計を作ってみようとしたところに工夫が感じられます。単純な作りですが、ほとんど1分で水が落ちる速さを調節するために、水の量、水の通る穴の大きさ、こぼれないようにするための工夫などに、かなりの苦労と努力がうかがえる作品です。インテリアとしても使えるような飾り付けも、すてきにできています。
作者:米内沢小学校4年 木村 太成くん
2つのモーターを使うという発想がおもしろい。しかもそれが軽い容器の中にうまく配置されていて、手作りのスイッチ二つで複雑な動きができるようにしている点も工夫されています。モーターの位置の調整とバランサー取り付けは難しかったところと思います。配線はお手伝いしてもらったところでしょうが、とても楽しめるものになっています。
作者:鷹巣南小学校5年 岩本 謙吾くん
作りがとてもしっかりしていて、実用的な作品になっています。吸盤をつけたところや、ブザーを遠くまで届くようにした点が工夫されています。ペットボトルがまっすぐあがるようにしたり、水やお湯がたまったときにスイッチが入る仕組みの接触点をバネでうまく調整していることなどにも、工夫のあとがうかがえます。
作者:鷹巣東小学校4年 村上 愛奈さん
使わなくなったペットボトルやハンガーに、懐中電灯など身近なものを組み合わせてプラネタリウムを創りあげたアイデアにびっくりさせられました。しかも、映し出す絵を交換できるように何枚か準備されているのもよかった。自分でいろいろ作って楽しめるということがすばらしい。単純な作りではあるが、夢のふくらむ作品になっています。
作者:綴子小学校2年 佐藤 宏樹くん
近所の幼児のために、おもちゃとしても使えるようにという発想がすばらしい。しかも、安全に対して十分な工夫がなされている点がすばらしい。たとえば、台の部分を広くしてバランスが良くとれるようにしたり、キャスターも頑丈に取り付けています。小もの入れも三段重ねにして、各箱からすぐに物を出し入れしやすいように工夫されています。