2007年08月05日
コンテンツ番号9723
「2007よねしろレディース鮎カップ・よねしろ鮎カップ」
全国のアユ釣り自慢たちが腕を競う大会「2007よねしろレディース鮎カップ・よねしろ鮎カップ」が8月5日、小猿部川で開催され、市内外から訪れた太公望たちが釣果を競いました。
市鷹巣漁業協同組合(湊屋啓二組合長)の主催。大会は、旧鷹巣町漁業協同組合当時の昭和63年、「失われつつあるふるさとの川や自然を後世に残し、アユを町の活性化に!」と企画、女性の大会である「レディース鮎カップ」をメインに始まったもので、洪水などで中止した年をのぞき、これまで継続して開催されてきました。当時は、女性部門だけの大会はめずらしく、全国ネットのテレビ局などからも取材を受けるなど話題を呼びました。
今年の大会は、台風の影響で米代川が増水したため、急きょ会場を小猿部川に移して開かれました。参加者は、青森、岩手県など東北を中心に男性30人(うち市内から6人)、女性2人(同1人)。
午前8時過ぎに国道285号線小猿部橋たもとで始まった開会式では、湊屋組合長が「残念ながら会場を移して実施することになったが、幸い小猿部川は例年この時期には河川水が農業用水として利用されることなどから渇水状態になるが、逆に雨でちょうど良い状態。健闘を祈ります」などとあいさつ、大会が始まりました。
競技は、糸に“おとり”となるアユをつなぎ、縄張りを主張して攻めて来るアユを引っ掛ける「友釣り」で数と総重量、大きさを競うもの。会場を変更した関係から、例年は2時間ごとに上下流に分けた区域で交代するルールを、区域を分けず午前9時から正午まで3時間での釣果を競う形に変更して行われました。
さすがに台風の影響などで魚影は少なく参加者は苦戦。米代川での上位入賞者は例年50〜60匹ほどの釣果になりますが、本大会では優勝者でも10匹に満たず、厳しい結果になりました。
レディースで優勝したのは、3回目の挑戦で初の栄冠に輝いた青森県五所川原市の小山内三哉子さん(41)。小山内さんは、「台風の前まではもっとたくさん(アユが)いたかも(笑)。父や兄の影響で鮎釣りをはじめて5年目。主な釣場は米代川。今年も5回ほど川に入っている。こちらの河川は環境にもすぐれている。関係者の皆さんの力でこれからも良い環境を保ってほしい。もちろん来年も参加します!」と、結果には満足が行かなかったものの、釣仲間との交流で十分大会を楽しまれたようすでした。
大会の結果は次の通りです(敬称略)。
「よねしろレディース鮎カップ」
- 優勝 小山内三哉子 五所川原市 5匹(290g)
- 準優勝 高橋久美子 北秋田市 2匹(140g)
「よねしろ鮎カップ」
- 優勝 館山栄之進 弘前市 9匹(730g)
- 準優勝 池端由紀美 能代市 8匹(600g)
- 第3位 小山内文治 五所川原市 8匹(580g)
- 第4位 荒井常夫 能代市 8匹(460g)
- 第5位 成田忠行 青森市 7匹(500g)
大物賞
- 第1位 館山栄之進 弘前市 (22.7cm 110g)
- 第2位 工藤輝美 北秋田市 (22.6cm 105g)
- 第3位 福島時次郎 弘前市 (22.4cm 108g)