2007年08月07日
コンテンツ番号9718
第21回森吉山麓たなばた火まつり
(2007.8.7)
旧盆の七夕行事「第21回森吉山麓たなばた火まつり」が8月7日(火)、阿仁前田・河川公園を主会場に開催され、地区内外から訪れた見物客が、郷土芸能や絵灯篭、花火など盛りだくさんのイベントを楽しみました。
この行事は、前田地区で集落単位で行われていた七夕行事を一堂に集め、地区の活性化と伝統芸能継承を目的に一大イベントととして盛り上げようと始まったもの。開催にあたっては、前田地区のボランティア組織「森吉山麓村おこし会(池田文明会長)」が地域住民の協力のもとで企画から運営までを行っています。
午後4時から始まったイベントは2部構成。第1部「たなばたまつり」は前田小学校のロック・ソーランでスタートし、五味堀餅搗踊りや、たなばた踊り、県無形民俗文化財に指定されている阿仁前田獅子踊りなどが披露されました。日が沈み、あたりが夕闇に包まれた午後7時には、祖先の供養と豊作や家内安全など地域の願いを込めて作られた各地区の絵灯篭が内陸線阿仁前田駅前を出発、集落内をお囃子に合わせて練り歩きました。
繰出された灯篭は神成、前田駅前、小又など9地区から9台。美人画や武者絵、漫画のキャラクターなどが描かれた個性豊かな灯篭の行列が会場内に入ると、その幻想的な美しさで観衆を魅了しました。
午後8時から行われた開会セレモニーのあと、対岸の河川敷に森吉山をかたどったラインや「ようこそ北秋田へ」「森吉山 火まつり」「七夕供養 天の川」などの文字、また、くまげらの形が炎の列として浮かび上がり、阿仁川の川面が赤く照らし出される中、第2部が開会しました。
この後、割物やスターマインなどの花火が次々に打ち上げられほか、スキーが滑降するようすやあきた北空港を飛び立つ飛行機、三階の滝などを炎と仕掛花火で演出し、会場を喜ばせました。
フィナーレでは、森吉山の標高の十分の一となる全長145.4mものナイアガラと超特大スターマインが華やかに火まつりを締めくくりました。