2007年08月18日
コンテンツ番号9707
アマチュアバンドコンサート「夏バン!2007」
(2007.8.18)
「真夏の夜の白熱ライブイベント」と題したアマチュアバンドコンサート「夏バン!2007」が8月18日、市文化会館で開かれ、詰めかけた約150人のロックファンらが地域の若者たちによる熱い演奏に引き込まれました。
出演したのは、主に市内で活動している「Nightmare(ナイトメア=森吉)」「Torque(トルク=鷹巣)」「THE MOON CHILD(ザ・ムーンチャイルド3=鷹巣)」「COOL(クール=鷹巣)」「とこも(鷹巣)」「ジュリアン☆ママ(鷹巣)」「KNUCLE(ナックル=合川)」「Wild Cherry(ワイルド・チェリー=鷹巣)」の8グループ。
市内には20ほどのアマチュアバンドがありますが、いずれのグループも独自に練習を続けてはいるものの、予算や会場などの都合で発表の機会が少ないのが現状。そこで市文化会館が昨年から、若者たちの活動を支援するため会場を提供、夏季は「夏バン」、冬は「冬バン」という名称で自主事業として実施、今回で3回目のコンサートとなったものです。
企画・運営は、参加グループの有志。昨年5グループだった出演団体も新結成したグループも加わるなど8グループに増え、ロック仲間の輪が広がっています。
各グループの演奏スタイルは、ヘヴィ・メタルといわれるジャンルからアコースティックな癒し系ポップスまでさまざま。はじめに登場した「Nightmare(ナイトメア)」は、デーモン小暮で知られるロックバンド「聖飢魔II(せいきまつ)」をイメージしたグループ。 ボーカルはデーモン小暮風に、また楽器担当者もそれぞれ顔にメイクを施して登場、 ヒット曲を力いっぱいに演奏し、会場をヒートアップさせました。
「THE MOON CHILD(ザ・ムーンチャイルド3)」のリーダー・ベンジャミン武石氏は40代半ば。「このイベントを全国に噂になるようにしたい」と、華麗なテクニックでオリジナル曲5曲を演奏し、ベテランの味を披露していました。
大音量のロックミュージックが中心のプログラムの中で、しっとりとしたアコースティックサウンドを聞かせてくれたのが、オリジナル曲のCDなども発表している「とこも」。ギター2本の伴奏で、杏里やMISIA(ミーシャ)の歌で知られるバラード5曲ほどを情感豊かに聴かせました。
結成後、このコンサートが初出演となったのが女性メンバーだけの「ジュリアン☆ママ」。11年前に解散したガールズロックバンド「プリンセス・プリンセス」をイメージし、同バンドが歌い一世を風びした「Diamonds (ダイアモンド)」「ジュリアン」などをのりのりで発表、個性的な衣装とともに、観衆を釘付けにしました。
一つのバンドの持ち時間は30分ほど。司会や裏方の作業などもグループ有志が担当しました。開演の午後4時から終演の9時までなんと5時間にわたり演奏が続けられたものの、最後までじっくりと聴きつづけるファンも多く、手作り感にあふれたコンサートとなりました。