2019年09月08日
コンテンツ番号3175
迫力ある太鼓の響きと演奏を堪能
(2019年9月8日)
第17回北秋田市たかのす太鼓まつりが、9月8日(日)に大太鼓の館の野外ステージで開かれ、綴子の大太鼓をはじめ、市内外の太鼓演奏団体が、迫力ある太鼓演奏や優雅な踊りを披露し、県内外から大勢の観客が詰めかけました。
イベントは、市観光物産協会や綴子上町・下町大太鼓保存会など各太鼓団体で組織する、北秋田市たかのす太鼓まつり実行委員会(野呂俊二実行委員長)が主催。今回は市内から11団体と上小阿仁村の「上小阿仁和太鼓保存会鼓響」のほか、特別ゲストとして、宮城県から「鳴子温泉鬼首・鬼ノ國心鼓会」、上小阿仁村出身の田中まさよしさんと大館市出身の大沢しのぶさんのデュオ「わしゃんど」が出演しました。
開会セレモニーでは、野呂俊二実行委員長が「本日は太鼓の演奏を楽しんで、元気をもらってもらいたい。演奏者、スタッフ一同全力を尽くして頑張るので、大きな声援をよろしくお願いする」などとあいさつを述べました。
まつりは、はじめに綴子下町大太鼓保存会が登場し、ギネス記録に登録されている直径3.71メートルと3.18メートルの2張りの大太鼓を、雷鳴のごとく打ち鳴らし、さらには「ヤツパレ」といわれる棒術の使い手による力強い演舞と獅子踊りも披露され、太鼓まつりのオープニングを飾りました。
続いて、鷹巣すずめ踊り、綴子婦人会、上小阿仁和太鼓保存会鼓響、合川太鼓保存会、DCFL北秋田、鷹巣ばやし普及会、綴子上町大太鼓保存会、しゃろーむ太鼓、吉田風張太鼓、婦団連ふるさと子ども太鼓、たかのすふるさと太鼓・綴子婦人会有志が次々と熱演。
地元団体のほか、ゲスト出演の「わしゃんど」が、華麗なバチ捌きによるエネルギッシュな太鼓演奏を披露。また、宮城県の「鳴子温泉鬼首・鬼ノ國心鼓会」が、鬼の荒々しさや地元鬼首の大自然の豊かさを表現した創作曲を演奏し、会場には大きな歓声と拍手が響き渡りました。
それぞれの演奏が終わった後、津谷市長が「市内団体や特別ゲストの演奏のおかげで今年も大いに盛り上がることができた。これまでの太鼓まつりを通して様々なつながりを作っており、地域に多くの人が来て楽しんでもらえる環境整備に努めていきたい。また来年も皆さんとこの会場で会えることを楽しみにしている」と祝辞を述べました。
このあと、豪華景品が当たるお楽しみ抽選会が行われ、当選者は大いに喜んでいました。
最後は、綴子上町・下町大太鼓保存会が合同演奏を披露し、上町の3.8メートル、下町の直径3.71メートルの太鼓をはじめ4張りの大太鼓が共鳴する迫力あるごう音で観客を魅了したほか、各団体の演者たちが総出演し、餅まきを行いながら祭りのフィナーレを盛大に締めくくりました。