2007年07月19日
コンテンツ番号9747
ロシア・ハバロフスクから12名の交流団
(2007.7.19)
ロシア・ハバロフスク地方から子どもたちの交流団が19日、北秋田市を訪れ、市長を表敬訪問したほか、地元の中学生らと交流を行いました。
交流団の団員は、 団長のハバロフスク対外友好団体協会ロイトマン・ゾーヤ理事長ほか日本の小学生から高校生の年齢にあたる10人の子どもたちを含む12名。一行は15日、ハバロフスクから飛行機で青森空港に到着、ホストファミリー宅に宿泊しながら秋田市などで施設見学や交流を行ったあと、この日市役所を訪れ岸部市長を訪問したものです。
ハバロフスクとの交流は平成元年、旧合川町で児童の絵画と野球道具をロシアに寄付したことがきっかけとなって始まりました。合川町とはその後、一年ごとに相互の訪問交流が続けられ、現在は県国際交流協会(会長=寺田典城秋田県知事)や北秋田市日ロ友好協会(伊東雅晴会長)後援でハバロフスクの子どもたちを招いています。
市役所大会議室で訪問を受けた岸部市長は、「インターネットなどの普及で特に情報分野では国境のない世界になりつつあるが、実際に外国を訪れ異文化に触れることは貴重な体験。国際交流はとても大切なこと。ロシアは自然がとても豊かな国だが、北秋田市も自然に恵まれている。これからも友情を深め合いましょう」などと歓迎のあいさつをしました。
交流団からは、2年前にも市を訪問しているロイトマン・ゾーヤ団長が「2年はあっという間だった。秋田市から北秋田市への道中、バスの中から見た自然景観はすばらしかった。青少年交流はとても大切なこと。また、市長さんをはじめ、北秋田市の皆さんもぜひハバロフスクへ」とあいさつ。
団員のほとんどは、日本語や日本文化を学んでいる子どもたち。自己紹介では、それぞれが「日本の文化が好き」「日本語と英語を勉強している」などと日本への関心を示し、日本語で自己紹介する子などもいて、市側の出席者を驚かせていました。
記念品交換では、ゾーヤ団長が市長に記念品としてロシア地方の景色を描いた浮き彫りの額をプレゼント。また、市長は日本人形の飾り物をお返ししました。
この後一行は長年交流を続けている合川中学校を訪れ、中学生と交流を行いました。ランチルームで給食会に参加したあと、生徒会代表との「日ロサミット」では日ロの文化などについて意見を交わしました。サミットのあとは盆踊りを体験したほか、舞踊団に所属している訪問団の子どもたちが民族舞踊を披露し、盛んな拍手を浴びていました。
訪問団は、県庁を表敬訪問したあと県内の施設などを見学し、22日に帰国の予定です。