2007年06月01日
コンテンツ番号9782
岸部市長臨時記者会見
(2007.6.1)
岸部市長の臨時記者会見が6月1日、市役所で開かれ、このほど判明した市職員の不祥事について、てん末と今後の対応について説明しました。内容は次のとおりです。
職員の不祥事に対するお詫びと今後の対応について
「このたび、『北秋田市上小阿仁村生活環境施設組合(管理者=岸部陞市長)』事務を担当していた当北秋田市職員が、私的な事由で不正経理のもと公金を流用していた事実が判明いたしました。
本人はこの事実を5月27日、上司宅を訪れて説明、市では直ちに本人から経理に関する内容及びてん末を聴取、事実の把握に努め、確認作業を行いましたが、支出に関する不明箇所があり、引き続き解明に努めているところです。
いずれにしましても、本市においてこのような事態を招いたことは、まことに遺憾の極みであり、市政を預かる者として市民の皆様に対し、深くお詫びを申し上げる次第です。
また本事務は、上小阿仁村との共同事務であり、上小阿仁村村民並びに関係各位に対しましてもたいへん申し訳なくお詫びを申し上げるものであります。
なお現在、現段階で平成18年度中に約400万円程度の流用並びに不明金が発生していると見られますが、その内容について引き続き不明支出内容等の調査を行ない、早期の全容解明に努めているところです。今後、このようなことが再び発生することのないよう再発防止に向け、全職員に対する周知徹底を図ってまいります。
また、すでに本事件に関する『市職員分限懲戒審査委員会』を開催しておりますが、その報告を待って不正流用した職員はもとより関係職員に対する厳正な処分と対応をしてまいりたいと考えております。」
なお同組合は、昭和40年1月に旧森吉町、旧合川町、上小阿仁村の2町1村で設立された一部事務組合。葬祭場、粗大ゴミ最終処分場の管理・運営、ごみの運搬・収集等の事務を行っています。平成17年3月に旧森吉・合川町が合併後は、北秋田市と上小阿仁村の1市1村一部事務組合に組織が変更となり、市役所市民生活部生活環境課が担当窓口となって、主として当該職員がこの3月まで帳簿や通帳を管理し事務を行なっていました。
岸部市長は記者団の質問に対し、「私が本人から聞いた不正流用分は不明となっている400万のうち四分の三ほど。残りは伝票類の所在を確認できていないもの。いずれ本人から事情聴取を行ない、全容の解明に務めたい」と、また総務部の久留嶋正夫部長は、「まだ調査中だが、今後全容がわかり次第、職員にはあらためて綱紀粛正について周知を図るとともに、事務態勢について見直しを図りたい」と述べました。