2007年06月01日
コンテンツ番号9781
北秋田市・大館市「竜ヶ森」合同山開き
(2007.6.1)
北秋田市と大館市の市境に位置する竜ケ森(1049.8m)で、両市による合同山開きが行われ、山頂で今シーズンの安全を祈願しました。
この日は、突き抜けるように青く晴れ渡った空の下、北秋田市からは東の又コースを、大館市側は比内コースを関係者や愛好者らがゆっくりと登り、山頂で合流しました。
竜ケ森は標高は比較的低いものの、山頂部周辺がブナの美林で覆われ、初夏の新緑や秋の紅葉が美しいことなどから、東北100名山(東北山岳写真集団選)の一つに数えられています。
山頂部の経度は大館市の中心部とほぼ同じであるため、森吉山や八幡平はもちろん、大館市街地、樹海ドーム、遠くには岩手山や秋田駒ケ岳などが望めます。
また、短いコースで1時間ほど(寒沢コース)、長いコースでも90分ほど(東ノ又コース)と、短時間で登れることから軽登山やたけのこなどの山菜取りで人気があります。北秋田市側のふもとにはバンガローやテントサイトが整備されたキャンプ場などもあり、家族連れや子ども会の活動などでも多く利用されています。
今年の山開きには北秋田市側から35人、大館市側からは鹿角市からの参加者も含め65人が参加しました。登頂後、はじめに行われた祈願祭では、神官によるお祓い、小畑元大館市長ら関係機関・団体の代表者らによる玉串奉てんなどで今年1年の安全を祈願し、両市及び森林管理署による代表挨拶などを行いました。
この後、山頂交流を行い、それぞれグループごとに車座になり、自前の竹の子の煮付けや漬物などを広げ、渇いた喉を飲み物で潤しました。
午後1時過ぎ、北秋田市側からの参加者は再び東の又コースを、大館市側の参加者は、比内コースと最上コースを通って下山、午後3時30分から国道105号線沿いにある湯ノ岱温泉で開催された竜ケ森整備促進協議会で、これからの竜ケ森の整備計画などについて話し合いが行われました。