2007年06月03日
コンテンツ番号9779
平成19年度大館・北秋田地区水防訓練
(2007.6.3)
米代川河川敷(米代川右岸・鷹巣橋下流)で6月3日、大館、北秋田及び上小阿仁村の2市1村の消防団・水防団員ら関係者約200人が参加し、平成19年度大館・北秋田地区水防訓練が行われました。
この訓練は出水期にあたり、水防機関の士気の高揚と水防技術の向上、水防体制の強化を図り、地域住民に対する水防の重要性についての認識を高め、理解と協力を得ることを目的に、大館・北秋田水防支部、水防連絡会が毎年この時期に同会場で実施しているものです。
開会式では始めに、主催者である訓練本部長・北秋田市長(代理出席:佐藤修助副市長)が「水害は全国で毎年のように起こる。防止策としての河川改修も進められてきているが、いざというときは、日頃の訓練に培われた住民による水防防止対策が役に立つ。住民の先頭に立って活躍して欲しい」とあいさつ。
続いて北秋田地域振興局の武藤冨士雄局長が、「大雨などによる河川氾濫の被害はいつでも甚大だ。訓練による技の習得、経験の積み重ねこそ水防防止の原動力。今後もしっかりと頑張って欲しい」と激励しました。
この後、「秋田県内陸北部で、豪雨直撃による米代川氾濫の危険が増大する」という訓練想定のもとに、「木流し工」「シート張り工」「積み土のう工」「内水排除工」の各種水防工法の訓練実演が行われました。
これらのうち、本市消防団・水防団の鷹巣支団と森吉支団はそれぞれ「木流し工」と「シート張り工」を大館市の水防団と班をともにして実演。この2つの工法とも、豪雨等による堤防の沈下や決壊を防ぐことを狙いに濁流の水中に木を投入したり、堤防法面にシート類を貼り付ける作業ですが、団員らは、指示・指令にきびきびとした態度で臨みながら、 汗だくになって作業に取り組んでいました。
この日は雲ひとつ無い快晴の訓練日より。6月最初の日曜日とあって、一般市民向けに設けられた堤防の見学席には大勢の市民らが詰め掛け、ハンカチやタオルを額に当てながら普段は目にすることの無い訓練風景に見入っていました。