2007年06月04日
コンテンツ番号9053
市議会6月定例会が開会
(2007.6.4)
平成19年北秋田市議会6月定例会が6月4日、開会しました。
議会開会の前に岸部市長が特に発言を求め、旧4町の合併協議会事務における「住民情報システム統合」を業者委託した際に発生した一部市民の個人情報漏えい事件と、北秋田市上小阿仁村生活環境施設組合の事務局担当の本市職員による公金流用事件に関し、それぞれの経緯を説明し、「市民の皆さん、関係者の方々に深くお詫びを申し上げたい」と陳謝した上で、「両方とも、調査の途中だが、関係企業への抗議や職員等への再発防止へ向けた対策を早急に講じたい」と述べました。
第1日目となった4日は、会期を来る6月21日までの18日間と決め、18年度一般会計補正予算などの専決処分承認案件、19年度一般会計・特別会計予算案等の議案及び報告、同意案件等合せて40議案が上程されましたが、19年度の一般会計補正予算(補正第2号)については、歳入歳出にそれぞれ3億9,844万5千円を追加し、予算の総額を205億7001万1千円とするものですが、このうち、病院事業費に1億8450万円の市債(合併特例債)が計上され、市民病院(仮称)建設のための出資・投資金に充てるものです。
市当局からの予算議案の説明に対しての大綱質疑には、延べ5名の議員から質問が出されました。主なものは、合川診療所への1億を超える支出金(1億4848万円)を専決処分するのは如何なものか米代川花火大会予算の追加はないのか阿仁病院関連の予算をどうするのか市民病院建設への一般会計からの出資金の根拠について。
市長ら当局では、これまで続けられてきた会計処理については、今年度から変える方向で検討したい開催できないと危ぶむ声が広がっているが、当初予算(45万円の助成)でできるようにと関係団体等に折衝している米内沢病院への看護師派遣は、(市と)双方での協定となっている合併特例債での処置は、起債対象事業費の25パーセントとなっている ―などと答弁しました。
また、条例制定関連の議案に対しては、「消防団員の定数減について」「市立合川高校の授業料値上げの理由について」「市民プールの運営について」などの質問が出されました。
これらのほか、報告案件(4件)、請願・陳情案件(6件)も併せて各常任委員会に付託されましたが、同意案件である「人権擁護委員候補者の推薦」で、土佐和子氏(66歳・阿仁前田字下川端138−9)の推薦を全会一致で同意して、第一日目の本会議を終えました。
5日以降今週中は議案審査等の日程となっており、本会議・一般質問は来週13日と14日に行われることとなっています。