2007年06月09日
コンテンツ番号9009
秋田わか杉国体・山岳競技リハーサル大会(速報)
第62回国民体育大会(秋田わか杉国体)山岳競技のリハーサル大会が6月9日、森吉地区で開催され、全国から参加したエキスパートが「縦走(じゅうそう)」と「クライミング」の2種目で体力と技術を競い合いました。
森吉山森吉スキー場周辺に設置された特設競技場を会場に行われた縦走競技は、登山コースを決められた重さのザックを背負って山を駆け上がる速さを競うもの。世界では、「山岳マラソン」として盛んに行われています。
またクライミング競技は、高さ15mもの人口の登はん壁を登り、規定時間で到達する高度を競う種目で、森吉スポーツ公園内の同競技場で行われました。国体本番での山岳競技は、成年男女・少年男女ともに、県別に3人が1チームとなる団体競技。3人のうち2人が縦走とクライミングに、うち1人が両方に出場します。
リハーサル大会は縦走、クライミングともすべて個人競技。エントリーしたのは、縦走競技では成年男子に41人、成年女子7人、少年男子8人、少年女子2人の計58人。またクライミング競技には、それぞれ成年男子7人、女子5人、少年男子6人、女子4人の計22人がエントリーしました。
秋田県からは、縦走競技に12人、クライミング競技に7人。うち北秋田市からは縦走・成年男子に野呂康一さん(鷹巣・石巻岱)、成年女子に吉田麻衣子さん(合川・川井)が出場し、全国の強豪と競い合いました。
クライミング競技は、約15mの人口の壁を「ホールド」という手がかり、足がかりを利用してよじ登り、限られた時間内(予選6分、決勝7分=国体での規定)で到達高度を競います。競技中は、ザイル(命綱)で選手を確保しているため落下しても安全ですが、観客は「落ちる、落ちる、」とハラハラ・ドキドキ。どのルートを登るかの判断力が勝敗のカギとなるスリリングな競技です。施設は、1つが幅4メートル、高さ15mの巨大な4基の人口壁。選手にとっては高くなるほど勾配がきつくなり、体力とともに判断力が勝負を分けます。
会場には、観覧席となったスポーツ公園内の大テントに200人ほどの観客が集まりました。午前中に行われた少年女子、成年女子の競技では、選手が最高点まで登りきろうとすると「おー」、また惜しくも落下すると「あー・・」と歓声を上げながらスリリングな競技の観戦を楽しんでいました。
(2007.6.9)