2007年06月28日
コンテンツ番号9770
北海道苫小牧市会場「第58回全国植樹祭」
(2007.6.28)
「明日へ 未来へ 北の大地の森づくり」をキャッチフレーズに掲げた第58回全国植樹祭(主催:国土緑化機構・北海道)が6月24日、北海道苫小牧市で開かれ、来年度の開催を控えた秋田県の担当職員らとともに本市からも岸部市長や市実行委員会のメンバーらが参加、植樹祭を視察するとともに、本市での開催をPRしました。
北海道での開催は46年ぶり。会場は苫小牧市東部の静川地区にある「つた森山林」の隣接地。メイン会場は植樹会場(4.8ha)と式典会場(3.5ha)で構成され、植樹会場では当日午前7時30分から招待者らによる植樹が始まりました。
地球温暖化が大きな問題となる中、「協働の森」「都市近郊原野の森林再生」「家族触れ合いの森」をテーマとした3つのエリアで、約1万人の関係者がミズナラ、カツラ、ハルニレなど48種2万本の苗木を植えました。
引き続き、アイヌ民族関係者が森の神々に祈りをささげる「カムイミノ」と呼ばれる儀式を執り行い、駒大苫小牧高校吹奏楽局によるファンファーレで記念式典が開幕。高橋はるみ知事のあいさつの後、天皇陛下が「将来ここを訪れる人々が、色とりどりの木々の美しさを楽しむことを期待しています」とお言葉を述べました。
全国の緑化功労者の表彰のあと、天皇・皇后両陛下によるお手植えが行われ、両陛下は北海道の木・アカエゾマツやミズナラ、エゾヤマザクラなど5種類の樹木の苗を植え、イチイ、アオダモ、シラカンバなど4種類の種をまかれました。
式典の最後には高橋北海道知事から次期開催地となる秋田県の寺田知事へのリレーセレモニーが行われ、植樹祭が引き継がれました。
北秋田市からは岸部市長、佐藤修助副市長のほか吉岡興市議会議長、武藤忠孝産業経済委員長、県緑化推進委員会の藤島直一理事長、植樹祭推進室や商工観光課の担当職員らが参加。職員は当日の早朝5時前に会場入りし、会場内に設けられた物販ブースに観光パンフレットなどを配置、訪れた参加者に次期開催地「秋田県北秋田市」を強くPRしました。
また、県が製作した着ぐるみの「森っち」は全国から訪れた緑の少年団の子どもたちなどに大人気。会場のあちこちで記念撮影に応じていました。
秋田県では、わか杉国体終了後、北欧の杜公園でのカウントダウンイベントを開催、合わせて花飾り事業や市内美化運動(ウェルカム事業)などでムードを盛り上げたいとしています。11月には実施本部を設置し、植樹行事や会場設計などの実施計画を策定し、来年春の植樹祭本番に臨みます。