2007年05月25日
コンテンツ番号2879
小中学生も参加 全国植樹祭プレ植樹祭「みどりの集い」
(2007.5.25)
平成20年春開催予定の第59回全国植樹祭を1年後に控え、プレ植樹祭「みどりの集い」が5月25日、あきた北空港周辺ふれあい緑地で開催され、市内の児童生徒、一般参加者らが2年前に植えた苗木の手入れに汗を流しました。
集いは市の主催。平成17年の第56回秋田県植樹祭で同会場に植樹された樹木への施肥、剪定などの保育作業を市民に体験してもらい、緑の大切さと樹木の環境保護への役割を知ってもらおうと、26日・27日の2日間、県の主催で開かれる同プレ植樹祭の記念フェスティバルに先立って開催されたたもので、市内の16小学校・5中学校の児童生徒、一般の応募者など200人を越える市民が参加しました。
午前9時30分から展望台下の駐車場で始まった開会式では、岸部市長が「植樹は、温暖化防止、環境保護のためにとても大切なこと。洪水を防ぎ、川や海の水もきれいになる。今日は保育作業だが、3日間のプレ植樹祭に参加して、緑の大切さを実感して」などとあいさつ。
また来賓の吉岡興市議会議長が、昭和25年に始まった全国植樹祭を記念し、緑化運動啓発のために作られた歌のさわりを披露しながら、特に子どもたちに「植樹祭まであと1年。緑の大切さを広めるためにも、友だち同士声をかけあって植樹祭に参加してもらえるようPRして」と、呼びかけました。
この後、参加者は移植ベラと肥料の入ったバケツを持って展望台の周辺一帯に分散し、大館北秋田森林組合職員らの指導で作業を行いました。2年前に植樹された樹木はツツジやモミジ、サルスベリ、イタヤカエデ、アジサイなど23種、1100本。一部は雪害やノウサギの食害で枯れたものもありますが、大部分は順調に成長しています。
施肥作業は、伸びた枝の範囲程度にサークル状に土を掘り、固形肥料を撒いて土をかぶせてもとに戻すもの。小中学生は、「あそこはまだだよ」と注意を払いながら、心を込めて作業を行っていました。
保育作業の後参加者は駐車場に再集合、しいたけのホダ木に種駒(椎茸菌)を植え込む植菌作業を体験し、ホダ木をお土産として持ち帰りました。
閉会式では、参加者を代表して市内4小学校の児童が体験発表。このうち鷹巣西小学校の成田美鈴さん(5年)は、「北秋田市には緑と自然がいっぱいあります。でも、減っている場所もあります。美しい北秋田市にするためにも、できるだけたくさん木を植え環境を守って行きたい」と、緑の大切さに対する思いを述べていました。