2007年05月26日
コンテンツ番号2878
北欧の杜公園で「全国植樹祭記念フェスティバル」
(2007.5.26)
「手をつなごう 森と水とわたしたち」をテーマとした第59回全国植樹祭記念フェスティバルin北欧の森(プレ植樹祭)が5月26日、県立北欧の杜公園で始まり、参加者らが記念植樹や各種イベントなどで森づくりへの理解を深めました。
フェスティバルの主催は秋田県(開催期間:26・27日)。来年春に開催予定の全国植樹祭を1年後に控え、同植樹祭のPRと緑化推進への啓発などを兼ねて開かれたものです。午前10時30分に始まった開会式には、寺田知事、岸部市長をはじめ、この日行われる記念植樹への応募者など、大勢の県民が参加しました。
センターハウスに隣接する中庭で行われた開会式では、はじめに県知事、市長、(社)秋田県緑化推進委員会の藤島直一委員長らで秋田杉の丸太カットを行ないオープニング。続いて、市と県から市民に樹木の苗木を授与する「苗木リレー」が行われ、岸部市長から合川東小学校にブナの苗が、また県知事からは竜森小学校にエゾマツ、アジサイの苗が手わたされました。
この後、「緑の少年団」活動や学校林での育林活動を行っている竜森小学校の堀部綾乃さん(3年)が、「森へのメッセージ」を朗読。堀部さんは、学校林で杉の植樹や下草刈り、間伐作業を体験したことに触れながら「両親や地域のみなさんから大切な森を育てるための方法を受け継ぎ、緑豊かな美しいふるさとを作るために、これからも森づくり活動を続けていきます」と、しっかりした声で発表していました。
センターハウスから10分ほど歩いた緑地に会場を移して行われた記念植樹には、市内外からおよそ200人が参加しました。テーマは来年の全国植樹祭でも実施される「ふるさとの現風景・再生の森づくり」。50年後にはふるさと秋田の原風景である里山の広葉樹林に育つことをイメージし、トチノキやケヤキ、クリなどの高木、ミズキやヤマモミジ等のカエデ類、ツツジなどの低木合わせて14種、800本が用意されました。
参加者は、「根本に水がたまらないように、あまり深くほらないで」などと指導を受けた後、ブロックごとに別れ、豊かな森に育つことを願いながら、スコップと移植ベラを使って植樹作業を行いました。
植樹の後参加者は、建設技能組合による秋田杉を使った仮設建物の「棟上げ式」や郷土芸能、花の苗や植木の販売、音楽演奏が行われた「フローラルフェスタ」や地産地消フェア、木を切るチェンソーで木の彫刻をする「チェンソーアート」など盛りだくさんのイベントで一日を楽しみました。