2007年04月01日
コンテンツ番号2862
掛泥交流センター「ほっとふれあいの館」
(2007.4.1)
昨年から市が綴子・掛泥地内で建設を進めていた掛泥交流センタ−の竣工式が4月1日行われ、地区住民らが、秋田杉がふんだんに使われた自治会館の完成を喜び合いました。
地元の掛泥自治会では、旧会館の老朽化が進み、建て替えを市に要望するとともに建設基金を積み立てていました。市では、同様に建て替えが必要とされる他の施設とともに、地域の林業振興を目的とした国庫補助事業"秋田の木・利用推進木造公共施設等整備事業"を導入して建設したものです。地元住民から愛称を募集し、「ほっとふれあいの館(やかた)」と命名しました。
施設は木造平屋建てで述べ床面積249.80。60帖の大ホールのほか、調理器具を備えた実習室、研修室などを備えます。大ホールの柱・梁(はり)材には秋田杉の大断面集成材を使用、外装材及び内装の壁と天井材には秋田杉、床材には杉間伐材を使ったフローリングを使用しているなど、秋田杉の使用率は約95%と秋田杉を施設の内外にふんだんに使用することにより、秋田杉の温もりや優しさを建物全体に表現しています。
総事業費は4,740万円。半分は国の補助、残りを起債(過疎債)と地元からの寄付でまかないました。 竣工式には、地元掛泥自治会の住民ら関係者約80人が出席。はじめに工事関係者に感謝状を贈った後、岸部市長が「自治会活動の拠点として、地域の憩いの場として大いに活用してほしい」とあいさつ。式典後は、祝賀会が開かれ、秋田杉の香りに満ちた自治会活動の拠点施設完成を喜び合いました。
なお今月15日には、同事業を活用した森吉地区の神成交流センターの竣工式が行われる予定。また、平成19年度事業として、坊山(沢口地区)、川井(合川地区)、の両集落でも同事業を活用した施設が建設されることになっています。