2007年04月03日
コンテンツ番号2865
人権擁護委員・中嶋さんが再任
(2007.4.3)
人権擁護委員の再任に伴う委嘱状の伝達式が3日、市役所で行われ、岸部市長が法務大臣からの委嘱状を中嶋眞知子さん(56)=住吉町=に手わたしました。
人権擁護委員とは、法務大臣が委嘱した民間のボランティア。この制度は、日ごろ地域に根ざした活動を行っている人たちが、地域の中で人権思想を広め、人権侵害が起きないように見守り、人権を擁護していくことが望ましいという考えから設けられたものです。現在、約14,000人の委員が全国の各市町村に配置され、街頭でのPR活動を行ったり、法務局の人権相談所や自宅などで住民の皆さんからの人権相談を受けるなど、積極的な活動を行っています。
中嶋さんは、自営業を営むかたわら鷹巣町商工会女性部の活動や鷹巣婦人団体連絡協議会で「ふるさと子ども太鼓」の指導を長年にわたって行うなど、積極的な地域活動をされているほか、県社会教育委員、市体育協会評議委員などを歴任されています。人権擁護委員は平成13年3月に初就任、3期目となりました。再任による任期は平成19年4月1日から平成22年3月31日までとなっています。
岸部市長から委嘱状を受け取った後、中嶋さんは、社会情勢の変化によりかつては考えられないような犯罪がこの周辺でも起きている最近の傾向に触れながら、「世の中が複雑になり、これまでの相談事例とは全く異なる難しい状況も増えているが、できるだけ悩んでいる方の気持ちを聞きながらサポートしていきたい」と抱負を述べられました。
北秋田市の人権擁護委員は現在14人。もし日常生活の中で、これは人権問題ではないだろうかと感じたり、法律上どのようになるのかわからなくて困ったりするときは、お気軽に近くの人権擁護委員または法務局にご相談ください。近隣の争いごと、登記・戸籍・相続・扶養等の問題、いじめや体罰、配偶者からの暴力、結婚・離婚の強要・妨害など人権問題の悩みごと・困りごとはありませんか?相談は無料で、秘密は固く守られます。
■お問合せ
秋田地方法務局大館支局/TEL:0186-42-6514 (人権擁護委員の紹介も)