2007年03月02日
コンテンツ番号2829
閉園を前に最後の「ひなまつりお茶会」 鷹巣北幼稚園
(2007.3.2)
3月3日は「ひな祭り」。市内の幼稚園や保育園でも、ひな人形を飾り「桃の節句」を祝いました。このうち、綴子・糠沢の鷹巣北幼稚園(工藤英俊園長、園児数12人)と坊沢の西幼稚園(同、園児数20人)では、市内の茶道教室の協力を得て「ひな祭りお茶会」が開かれました。
両園のひな祭りお茶会は、「表千家小坂キヌヱ社中」の協力で平成11年から続いているもので、この日は小坂代表ほか5人のみなさんが人数分の茶碗など道具一式を携え、両幼稚園を訪れました。
「たかのす幼稚園(園舎=現西幼稚園)」の設立に伴い今年度で閉園になる北幼稚園では、最後のひなまつり。はじめに工藤園長が、日本人のお茶の習慣やひな祭りの由来を説明。「ひな祭りは、女の子が病気になったとき、その子の身代わりに人形を川に流して、元気になってもらおうとした昔の人々の願いが習慣になったものです。皆さんがこれからも元気にすごせるようにお願いをしながら、お茶をいただきましょう」とあいさつ。
お茶会では、小坂社中のみなさんが、1人づつに和菓子と釜の湯から点てた抹茶を振舞うと、子どもたちは大きな茶碗を小さな手に持ち、微妙な味に少しとまどいながらもお茶会を楽しんでいたようすでした。お茶をいただいた後は、「うれしいひな祭り」を合唱し、お茶の先生たちに感謝の気持ちを伝えました。
北幼稚園では20日(火)に卒園式と閉園式が行われるほか、22日(木)には父兄や歴代の園長らが参加する「北幼稚園とのお別れ会」が開かれることになっています。