2007年03月07日
コンテンツ番号2827
特別会計予算案、18年度補正予算案及び条例制定案などを上程
(2007.3.7)
北秋田市議会3月定例会の本会議が7日再開され、昨日に引き続き、19年度特別会計予算案、18年度一般、特別会計予算案及び条例制定案などの議案説明に対する大綱質疑が行われました。
これらの中で、市病院事業会計予算案に計上されている市立阿仁病院が、医師1名の減員のままでは病院として機能しなくなることが危惧されている件で、3人の議員から「予算案としては病院事業として提案するものだが、見通しはどうなのか」「この事態にどう対処するのか」との質問が出されました。
これに対して市長は、「予算を立案した以後、先月に県から、派遣している医師の研修を充実するための措置ということで異動(減員)の話があった。3名の医師にならないことには診療所となってしまい、その際は予算の組替え(補正)をしなければならないことになってしまう。しかし、提案した予算書に沿うように医師3名体制を維持できるよう県にも強く働きかけていきたい」と答弁し、常勤医師2名に非常勤勤務の医師を充ててこれまでどおりの病院として維持させていきたい旨を強調しました。
本年度予算の最後の補正案となった一般会計予算、国保会計予算及び老人保険会計予算に対してそれぞれ、「繰越明許の主な理由」「国保税均一課税の決定過程」「老人保健予算減額の背景」等を主とした問いかけがありました。
また、市道「大野台幹線」建設に伴う用地買収に係る財産取得の議案に対しては、その買収単価が他の同種の事業と比較して極めて高いのではないか、との質疑が数名から出されました。これに対し市では、「単価設定は不動産鑑定業者に依頼して定めたもの。該当する地目や位置環境その他を勘案してある。既に地権者への説明も終え、仮契約も済ませてある」と答弁しましたが、もっと確認する事項が多いなどととして、常任委員会での詳しい審議を求められました。
本日で予定されていた68議案の上程と大綱質疑は終了し、14日、15日の一般質問終了後行われる各常任委員会(16日、19日、20日の予定)において審議されることとなりました。
なお、人事案3件については、次のとおり同意されました。
教育委員会委員の任命 (1名)
加賀 隆寛 氏 (米内沢字寺の下40番地8)
固定資産評価審査委員 (2名)
関口 博 氏 (米内沢字長野沢147番地)
梅井 繁司 氏 (阿仁吉田字町頭36番地)
人権擁護委員候補者 (1名)
畠山 久子 氏 (木戸石字屋布岱59番地)