2007年03月22日
コンテンツ番号2807
「北秋田観光プラットホーム推進協議会」が発足
(2007.3.22)
市内外の観光情報を収集・発信し、観光客の利便性の向上を図ることなどを目的とした北秋田観光プラットホーム推進協議会の設立総会が22日、市役所で開かれ、規約や事業計画を決めるとともに、会長に織山盛二・北秋田市観光協会長を選出しました。
観光プラットホームとは、観光面での「土台」あるいは「基盤」を意味する用語。北秋田市ではこれまで、旧町ごとに観光課や観光協会ほか観光関連事業者、合併後は市観光協会などがそれぞれ情報を発信し、またイベントを開催するなどしてきました。
しかし、市や広域的な観光振興を図るためには、観光産業に携わる人々のネットワークづくりや観光情報の一元化を図るための核となる総合窓口的機関が不可欠であることから、秋田県や各団体の協力のもと、同協議会を設立することになったもので、市及び県、市観光協会、阿仁森吉観光3セク連絡会(マタギの里観光開発、(財)森吉観光公社、秋田内陸縦貫鉄道で組織する民間団体)が構成員となっています。
総会でははじめに設立発起人の岸部市長が「最近では関西方面、また海外からの観光客も増えている。このような国内外からの観光客が求める情報の発信に努め、協議会の事業を推進してまいりたい」とあいさつ。
また北秋田地域振興局地域企画課の熊谷護課長が、「秋田わか杉国体、全国植樹祭と全国から多数の方々が当地域を訪れる機会を前に協議会が設立されるのはタイムリー。このチャンスを生かして」と期待を寄せました。
総会では「観光情報の収集、発信に関すること」「観光関係団体との連携強化に関すること」といった内容の規約案や役員選任案、収支予算案などを承認し、協議会がスタートしました。
19年度の活動計画は、▽本協議会内の組織強化に努めること(観光協会の会員の加入促進等)▽インターネット情報サービスの充実(最新観光情報の提供できるホームページの開設等)▽観光誘客促進事業(関係団体の連携による観光キャンペーン・キャラバンによる誘客宣伝の実施、旅行エージェント向けのモニターツアーの提案など)▽地域資源の保全と活用(本協議会が地域コーディネータとしての役割を担い、関係団体の調整を実施していく)、などとしています。
協議会の事務局は阿仁前田の「コンベンションセンター四季美館」内に設置する予定。市でも同館事務所内に観光担当の職員を配置し、観光業務に携わるとともに、協議会の活動を協働で進めて行くこととしています。
会長以外の役員は次の通りです。
- 副会長=佐々木功(阿仁森吉観光3セク連絡会)
- 監事=桜田聡(同)、齊藤伸一(同)