2007年02月01日
コンテンツ番号2789
善男善女が厄払い祈願〜市内各神社で年祝い行事〜
(2007.2.1)
2月1日、市内の神社で恒例の厄払い行事が行われました。女性は数え年19歳と33歳、男性は25歳と42歳、また地域によっては男女62歳を厄年といい、特に女性の33歳と男性の42歳・62歳を大厄と呼び、社寺でお払いを受ける習慣があります。
今年大厄に当たるのは、女性の33歳が昭和50年生まれ(51年早生まれを含む)、男性の42歳が同41年生まれ(42年早生まれを含む)、62歳が同21年生まれ(22年早生まれを含む)の方たちです。神社では、この一年の厄年を無事に乗り切ることができるよう、宮司からおはらいを受け、神前に玉串を捧げ、厄除けを祈願しました。
厄払いは旧正月の行事として江戸時代あたりから行われるようになったもので、北秋田地方では、現在は新暦の2月1日に行うのが一般的となっています(綴子神社では旧暦2月1日)。また当地方では、大厄とされる33歳の女性が昔ながらの和装でお参りする風習が残っています。
特に鷹巣神社では黒留袖に丸髷(まげ)姿で参加する女性が多いことから、伝統的なスタイルでお参りする女性たちを写真に収めようと市内外からアマチュアカメラマンが大勢訪れるのも毎年の風景となっています。
この日は、暖冬でこれまで雪のなかった鷹巣神社の境内も、前日からの雪で白く化粧され、お払いに訪れた女性たちの黒留袖と丸髷が雪に映え、古式ゆかしい趣をより一層かもし出していました。
また、米内沢神社など一部の地区では、42歳の男性を中心に33歳の女性らで実行委員会を組織し、62歳と88歳の米寿を迎えた男性をもてなす「厄払い行事」も代々受け継がれています。