2019年08月09日
コンテンツ番号3156
戦没者を追悼し平和の尊さを伝える
(2019年8月9日)
北秋田市戦没者追悼式が、8月9日(金)に北秋田市文化会館で行われ、戦没者の遺族や関係者が黙とうと献花などで追悼の誠をささげ、恒久平和を祈念しました。
戦没者追悼式は、第2次世界大戦で亡くなった市出身者を追悼し、平和を祈念しようと開かれているものです。北秋田市の戦没者は約1700人。この日は、遺族や関係者約200人が参列し黙とうや献花等で戦没者の冥福を祈りました。
式典では、君が代斉唱に続き、黙とうを行い戦没者へ哀悼の祈りをささげたあと、津谷市長が「今日の繁栄、平和な生活も悲惨な歴史を教訓として培われたことを忘れることなく、当市関係の戦没者1700人あまりのご冥福を心からお祈りし、最愛の家族を失いながらも、戦後の様々な困難を乗り越えてこられたご遺族に敬意を表する。令和という新しい時代を迎えた今こそ、再び戦争の悲劇が繰り返されることがないよう決意を新たにし、世界の恒久平和と人々の幸福を願いつつ、心豊かに暮らせる郷土を育むため、一層努力することを誓う」などと式辞を述べました。
続いて、佐竹敬久知事代理の北秋田振興局の鎌田雅人局長、北秋田市議会の黒澤芳彦議長がそれぞれ「県民が夢や希望を持って、心豊かに暮らせる元気なふるさと秋田の実現に向けて、全力を尽くす」「永遠平和達成のため、北秋田市議会として、なお一層努力する。戦没者の御霊にとわの安らぎと、ご遺族の健康とご多幸を念じる」などと哀悼のことばを述べました。
また、北秋田市遺族連合会の高橋久雄会長が「悲しみの歴史を二度と繰り返してはいけない。私たちのような遺族を残してはいけない。改めて、戦争のない平和な世界の実現に向け、さらなる努力をすることを誓う」などと哀悼のことばを述べました。
最後に、津谷市長、遺族会代表者、関係者がステージ中央の菊の花で飾られた祭壇に献花するとともに、客席の遺族の皆さんもホール内の献花台に献花し、戦没者の冥福を祈りました。