2007年02月22日
コンテンツ番号2763
森吉山の自然をテーマとした写真集を出版
(2007.2.22)
大館市のアマチュア写真家・富樫弘さん(71)がこのほど森吉山をテーマとした写真集「森吉山四季の詩(うた)」を出版し、自然愛好家などの間で話題となっています。
富樫さんは1935年大館市生まれ。大館市立総合病院に看護師として勤務していた20年ほど前に写真をはじめ、当初は山歩きのかたわら、花の写真などを撮影していました。その後も独学で腕を磨き、各種コンテストに入選を重ね、大館市観光フォトコンテストでは2回の3年連続グランプリを獲得するなど県内でも著名なカメラマンとして知られています。
収録されている写真の一部
平成8年には、八幡平の高山植物や風景などを収めた初の写真集「八幡平四季の詩」を出版しています。森吉山にも15年ほど前から通いつめ、さまざまな表情の写真を撮影、作品の一部を写真展などで発表されています。
写真集は、撮り貯めたカラーポジフィルムの中から160点ほどを厳選し、収録したもの。「春をさがして」「緑と花と水の舞台」「紅彩の劇場」「光と樹氷のドラマ」と春夏秋冬の4つのテーマ別に掲載された写真は、いずれも森吉山と山麓の風景を詩情豊かにとらえています。
富樫さんは、あとがきの中で「森吉山には、花の百名山といわれるゆえんの植物群落、渓谷美の小又峡、森林美のブナ林、それにクマゲラも生息している奥森吉と呼ばれる地域があり、いずれも欠かすことのできない自然の恵み。このまま壊すことなく後世に残したいものです」と述べています。
また、県写真協会の碇谷欽一郎会長が、「写真集の一枚一枚は、あなたの大自然を愛する優しい視線と温かい心とお人柄まで入った感動の傑作集で大自然の四季を見事に表現され、情熱が伝わって来る感銘の写真集となった」と、賛辞を寄せています。
写真集はA4判、143ページ。定価3,000円(税込み)で市内の書店などで販売されています。また、希望者には送料無料で郵送していただけるそうです。富樫さんの連絡先は次のとおりです。
富樫弘
TEL:0186-42-7194