2007年02月27日
コンテンツ番号2749
工夫を凝らした「山のいも」料理に各賞
(2007.2.27)
JA鷹巣町が主催する「山のいも料理コンクール」が27日、市中央公民館で開かれ、工夫を凝らしさまざまなた山の芋料理の中から選ばれた優れた作品に各賞が贈られました。
「山のいも」は、秋田県がブランド認証登録作物としているほか、JA鷹巣町が最重点野菜と位置付け、組合員などによって生産されている野菜。この山のいものおいしさや魅力を市民に理解してもらい、家庭の食卓への普及や学校給食での活用など地産地消、食育活動推進と生産拡大を図ることを目的として開催されたものです。
コンクールには、JA組合員のほか料理自慢の市民らが参加。料理部門に25品(18人)、加工部門には11品(11人)の応募がありました。出品された料理は、餃子や厚焼き玉子、寒天、はるまきの具材として山のいもを使ったもの、そば団子に山のいもを入れた鍋物、子どもが喜びそうな揚げ物やチップスにしたものなど、味も見た目も趣向を凝らしたものばかり。
また加工部門でも、五平餅やお焼き、梅漬けにしたものなど、郷土の伝統料理の工夫が随所に取り入れられ、審査員も点数をつけるのに苦労していた様子でした。
審査は「見ばえ」「食味」「アイデア」の3項目を基準に行われ、料理、加工の2部門で最優秀賞、優秀賞、努力賞が選ばれたほか、全体の中から2品にアイデア賞と特別賞が贈られました。
審査結果の発表では、審査委員長を務めた市産業部の吉田茂部長が、「素材としてはシンプルな山のいもが、皆さんの手で変身し、テーブルが華やかににぎわった。JAでの昨年の販売額は2億と聞いたが、これを4億、8億と増やしていただけるよう、これからもご協力いただきたい。またコンクールへの出品で終わらず店頭に並べることができるよう取り組んでほしい」などと、参加した女性たちの意欲を称えていました。
各賞の受賞者は次のとおりです。

最優秀賞を受賞した料理部門の佐藤尚子さん

最優秀賞を受賞した加工部門の中島純子さん
料理部門
最優秀賞
「山のいもと比内地鶏の揚げ物」 佐藤尚子さん
優秀賞
「山のいものデザート」 戸沢ミヨさん
努力賞
「山のいも野菜サラダ寒天」 小塚弘子さん
加工部門
最優秀賞
「グー!なポテト」 中島純子さん
優秀賞
「山のいもとかぼやのおやき」 佐藤ミツエさん
努力賞
「山のいものしそ巻き漬」 佐藤絹子さん
アイデア賞
「山のいも入りまんじゅう(料理部門)」 津谷ヒサさん
特別賞
「こども ふれあい農園に春が来た(料理部門)」 五代儀節子さん