2007年01月02日
コンテンツ番号2741
新春の景気づけに“綴子大太鼓
新春恒例の「大太鼓たたき初め」が1月2日、大太鼓の館で行われ、4張の綴子大太鼓が1年の景気付けに大音響をとどろかせました。
たたき初めは、大太鼓の館とぶっさん館への千客万来、施設での無事故などを祈願するため毎年2日に行われているもので、綴子上町・下町の大太鼓保存会、また市、市議会、観光・物産関係者らが出席、また、一般の見学者も含め、およそ150人がセレモニーを見守りました。
今年のたたき初めは、指定管理者制となってから2回目の開催。午前11時から行われた神事では、大太鼓の館展示ホールに展示されている大太鼓の正面に祭壇が設けられ、綴子神社の武内朋子宮司により、厳かに祈とうが始まりました。岸部市長ほか市の関係者、吉岡議長ほか議会関係者、保存会代表らが順に玉ぐしを奉てんを行いました。
神事のあと岸部市長が、「市が合併して今年で3年目。初年度は合併ゼロ年。2年目は市をよく知り、3年目の今年はいよいよ政策を実行する年となる。農政は農地改革以来の大転換、また商業は、大型店の進出などによる既存商店街振興などの課題もあるが、市民一丸となってスクラムを組んで克服していきましょう。景気が上向いて来ているといわれるが、それは大都市のごく一部の企業でのことで地方ではほとんど実感がない。大太鼓で景気を呼びよせましょう」などと、市発展への願いを込めてあいさつ。
続いて、綴子大太鼓保存会を代表して上町大太鼓保存会の高橋忠俊会長が「昨年の今頃は大雪に見舞われたいへんだったが、雪は田畑を潤し、秋の豊作につながる。雪と雨は、豊作に必要なだけ降ることを願い、併せて市の発展を願いながら、大太鼓を打ち鳴らしたい」とあいさつしました。
この後、下町、上町大太鼓保存会の叩き手がそれぞれ2張の大太鼓を順に演奏、最後には上下合同で4張の大太鼓が同時に打ち鳴らされると、そのズシンと響く大太鼓特有の大きな音に、見学に訪れた帰省客らも驚いていたようすでした。
また今年は、叩き初めが終わったあと、「ジャンベ」というアフリカ発祥の太鼓を輪になって自由に演奏する「ドラムサークル」も行われ、参加者、見学者一体となって太鼓のリズムを楽しみました。