2007年01月04日
コンテンツ番号2740
「今日からでも動き出して」
(2007.1.4)
平成19年の仕事始めを迎えた1月4日、市役所本庁舎大会議室で岸部市長が幹部職員らを前に年頭の訓示を行い、合併3年目となる「実行の年」に向けての決意を語りました。
冒頭で岸部市長は、「今年は、穏やかなお正月を迎えることができた。今年度、市政は前途多難であったが、また、いろんな意味で第1歩の年であったとも言える」と切り出し、平成19年度の各種主要施策について自身の気構えを述べました。
「1年目は合併ゼロ年。2年目は各地域をよく知り、そして3年目となる今年は実行の年。しかし課題も多い。農業では、集落営農制度への移行という戦後の農地改革以来の大きな変革の年となるが、案外実感されていない。世界の中で日本の農業が打ち勝つためには歓迎すべきこと。団結し、自信を持って進めるべき。この制度に参加する人、しない人さまざまだが、どちらに対しても市が応援できるようにしていきたい」と、はじめに農業について言及、大きな変革を迎える農業者への支援態勢づくりを訴えました。

「今年は合併3年目となる“実行の年”。職員一人ひとりがアイデアを出し、施策の実現に向けてすぐにでも動き出してほしい」と求めた岸部市長
また、「いよいよ大型店が進出する。雇用も伸び、若い人にはチャンスとなる。地元で買い物ができることは消費の面でも良いこと。しかし、これまでがんばってきた商業者にはたいへん。「やるべショップ」など、いろいろ工夫しながら努力しているが、不安を抱いていることも確か。既存商業者が伸びるためには、大型店が出来る前に方向性を持って体制を整えておく必要がある」「昨年大野台工業団地には1社の進出が決まったが、さらに一つでも多くの企業に来ていただけるよう誘致活動に励みたい。また、阿仁スキー場についても、サンシャインコースなど良いコースがあるのに、宣伝不足。一層のPRが必要」などと、商工観光課など担当部署に対しても、より積極的な取り組みを求めました。
最後に、「現段階で各部署から要求された事業を全て実施するには20億不足」という厳しい財政事情に触れながら、「市政の舵取り役は市役所。将来にわたる国の政策など先を読みながら職員一人ひとりがアイデアを出し、今日からでも動き出してほしい」と、職員の積極的な取り組みについて奮起を促しました。