2007年01月04日
コンテンツ番号2744
無火災への決意新たに
(2007.1.4)
平成19年北秋田市消防出初式が1月4日、合川地区で行われ、消防団員や婦人消防協力隊員およそ700人が、市役所合川支所から合川駅を経て合川体育館までを行進しました。
今年の出初式は昨年の悪天候とは違い、天気に恵まれ穏やかな中、全市の分団が士気の高い行進を披露し、隊列には消防本部と各分団の車両部隊が加わり、合川駅では、岸部陞市長、中村信一消防団長、近藤文廣消防長の観閲を受けました。一糸乱れぬ行進を展開し、沿道で見守る多くの市民に無火災への心意気を示しました。
行進終了後、合川体育館で開かれた式典では、岸部市長が「消防団、消防関係者には、常日頃住民の命と財産を守るため、昼夜を問わない献身的な活動に対し、感謝と敬意を表します。昨年は、全国的に見て自然災害発生件数少ないものの、北海道佐呂間町で起きた竜巻など、これまで経験したことのない災害が発生しています。皆さんには、有事には堅忍不抜の精神を発揮し、平時でも常に防災意識の対応に務め、市民の命と財産を守っていただくことを念願します」と式辞。
続いて、中村信一消防団長が「昨年北秋田市では24件の火災が発生しています。当市では火災による死者は発生していませんが、一昨年全国では火災による死者は1220人で、そのうち半数以上が高齢者の方でした。その対策として、国では昨年の9月より新築住宅に火災警報機の取り付けを義務づけています。それに伴い県内では、火災警報機の取り付けに関し悪質商法が出回っていると聞きます。皆様におかれましても、市民に注意を促して頂きますようお願いします。また、昨年当市で、山などに入り行方不明になった事例はは70件あり、その内2人が遺体として捜索隊に発見されています。そして、国民保護法の制定により、我々消防団に課せられる責任は大きいものがあり、市民の生命、財産を守るべく、団旗の元、一致団結し更に邁進していきます」と訓辞を述べました。
この後、秋田県知事表彰、消防協会表彰などの功労表彰が行われ、終わりに、森吉中学校2年金桃子さんが防火作文を発表し、今年1年の無火災と無災害を願いました。