2007年01月11日
コンテンツ番号2736
「元気な北秋田市」に向って
(2007.1.11)
鷹巣町商工会女性部(和田テヱ子部長)主催による年頭恒例の「新春交流会」が1月11日市中央公民館で開かれ、鷹巣地区の商工会会員ほか、行政関係者、自治会役員などおよそ400人が参加、新年を祝い合いました。
鷹巣地区の新春交流会は、昭和52年に商工業者や行政関係者らが参加する名刺交換会として始まったもので今回で30回目の開催。午後4時から始まった交流会は満場の出席者の中、新春らしく筝曲・碇谷社中による新春の調べ「祝いの曲」の演奏でオープニングとなりました。

「亥年にあやかり、元気な北秋田市に向ってまい進しましょう」とあいさつする和田テヱ子鷹巣町商工女性部長
式典でははじめに全員で国歌と唱歌「一月一日」の斉唱。昨年制定された市民憲章を全員で朗読した後、主催者を代表して和田会長があいさつに立ち、「景気が回復していると言われるが、都市の大企業のことで、地域格差は拡大している」と地域経済の現状に触れながら、「しかし、商工女性部も地域振興のためにいろいろ取り組みを進めている。県の女性部が開発した米焼酎『ほろ酔いこまち』も大きなブランドになれるようみなさんも応援を」「 今年は亥年。元気ないのししにあやかり元気な北秋田市に向ってまい進しましょう」と呼びかけました。
続いて来賓の岸部市長が、「合併3年目の今年は“実行”の年。農地改革以来の大きな変革といわれる担い手育成制度や大型店の立地に太刀打ちできるよう市民一体となってまちづくりを進めましょう」とあいさつ。
また伊藤公夫(まさお)商工会長は、「都会と比べここには何もないと言う人もいるが、発想を変えると、身近な空港や観光地など魅力にあふれたものがたくさんある。物産でもそう。裏山の木の葉を料理に添える「ツマモノ」で大きな収益を上げている例もある。前向きな考え方で“知恵”を出し、各団体が協力し合って地域づくりにを」と、発想を変えた地域全体での取り組みの必要性を述べていました。
津谷永光県会議員の祝辞の後、女性部有志が艶やかな着物姿で「千代の寿」と題した祝舞を披露し一気に場が華やぐと、北秋田地域振興局の武藤冨士雄局長の発声で乾杯、祝宴に入りました。満場となった会場では、参加者同士が席を移動しながら新年のあいさつを交わすととともに、景気の見通しや大型店の話題などで交流を深め合っていました。