2007年01月26日
コンテンツ番号2715
県芸術選奨ふるさと文化賞の受賞を報告
(2007.1.26)
鷹巣女性史研究会(中嶋喜代会長、会員64人)の平成18年度総会が26日、市中央公民館で開かれ、次年度の活動計画などを決めたほか、今年度の秋田県芸術選奨特別賞(ふるさと文化賞)を受賞したことなどが報告されました。
同研究会は、郷土の女性人物の学習・研究を目的として昭和59年に発足。研究の成果を後世に残そうと、これまで「鷹巣町婦人会史(昭和63年発行)」、「鷹巣の風土に生きる(平成7年発行)」、鷹巣町の女性議員の足跡をまとめた書籍「明日を拓(ひら)く」の3冊の本を発刊しています。
受賞は、市教育委員会の推薦受け、このような長年にわたる郷土の女性史の研究と刊行物の出版などが、「地域女性の社会参画と足跡研究に大きく寄与した」として賞が贈られたものです。
また今年度は、地域婦人会主催の各種イベントに参加したほか、土濃塚イマ(故人、県地域婦人連絡協議会長、合川町連合婦人会長など歴任)、渡辺喜恵子(同、鷹巣出身の直木賞作家)、三上ヤス(同、初代鷹巣町愛国婦人会長)など、この地域に生まれ、活動された女性についての研修会を行っています。
総会では、はじめに中嶋会長がふるさと文化賞を受賞したことを報告、「20年以上にわたり、会員みんなががんばったことが認められての受賞。また、協力・推薦いただいた市長、教育委員会に深く感謝いたします」などとあいさつ。
また、来賓として出席した岸部市長も、「心から受賞をお祝い申し上げたい。発行された3冊の本もすべて読ませていただいた。特に、私が北秋中央病院にいた頃、病院の60周年記念誌を発行したが、昭和5年に創設された病院の昔の沿革については、その前に発行されていた『鷹巣婦人会史』がたいへん参考になった。ぜひ今後も活動を継続してほしい」と会の活動に期待を寄せながら受賞を称えました。
総会では、平成18年の活動が報告されたほか、19年度の事業計画、講演会の開催やこれまで発行した書籍の活用、また、男女共同参画社会の実現をめざして県や市が進めている「ハーモニーネットワーク」に加入することが話し合われました。
平成18年県芸術選奨の表彰式は、2月2日(金)午後2時から秋田市の県正庁で行われます。