2008年12月01日
コンテンツ番号2708
長下処分場調整池改修等の補正予算を決定
(2008.12.1)
北秋田市上小阿仁村生活環境施設組合(管理者=岸部陞北秋田市長)議会の第3回臨時会が、12月1日(月)、森吉支所で開かれ、上程された長下処分場の改修工事などに係る補正予算案が原案どおり可決されました。
補正予算案は、歳入で負担金を103,847千円追加し、歳出で、議会費等48千円、長下処分場(最終処理施設)の浸出水処理委託と水質、土壌調査委託など58,124千円、改修工事など45,675千円を追加し、予算総額を245,068千円とするものです。
長下処分場の調整池の遮水シートの破損は去る10月4日に発見され、調整池への浸出水の貯水を中止しましたが、あらためて流域の水質及び処分場周辺の土壌の詳細調査を実施するとともに廃棄物で満杯になった第1処理区の閉鎖処理と調整地の改修工事を実施するものです。
また、処分施設の浸出水の運搬処理を委託し、あわせて、今後の管理方法を検討するためにコンサルタントに専門的な調査と管理計画の策定を委託するものです。 審議に先立ち岸部管理者は「浸出水の漏水事故の経緯を関係集落に説明し安全の確保に万全を期することを約束した。事故の際の連絡が不十分で対応が遅れたがしっかりした連絡体制を整えたい」と報告しました。
審議にあたり議員からは「膨大な費用を要する案件であり事前に協議すべきでなかったか」「破砕機の使用と今後の管理計画は」「国県の財政支援は」「市村の予算措置は」などと質問がありました。
岸部管理者と事務局は、「緊急を要する事業であり、北秋田市では全員協議会で説明したが、今後は事前に相談していきたい」「現在破砕機を使うほどの廃棄物はなく休止状態である。必要になれば免許を有する要員を確保して対応する。処分施設の対応予定は15年だが第2処理区は未使用であり引き続き使用していきたい」、また、「国や県からの財政支援はないが、下水道の利用など県の指導を受けながら対応していきたい」「組合の決定を受け市村での予算化をお願いしたい」などと説明、理解を求めました。
議案は、簡易採決の結果満場一致で可決されました。