2008年12月02日
コンテンツ番号2707
内陸線と観光を連携させた運動の展開などを要望
(2008.12.2)
北秋田市自治会連絡協議会の武藤慶信会長らが12月2日、市役所を訪れ、内陸線と観光を連携させた運動の展開などに関する要望書を、佐藤副市長へ手渡しました。
訪れたのは、武藤会長のほか、三浦富雄副会長、佐藤信夫副会長、鈴木正幸副会長の4人。
要望内容は、「観光と連携した内陸線の利用促進」、「ゴミ処理経費の削減を図るための生ゴミの活用」、「空き家など危険な建物の撤去命令の検討」の3点。
武藤会長は、内陸線について「内陸線の存続については、市をはじめ多くの人が協力され、存続できるものと思われるが、更に多くの人に利用してもらうため、森吉山を中心とする景観の整備、森吉山ダムの公園化、森吉・阿仁スキー場の利用など、市の観光行政に取り入れ、仙北市と協力して積極的に内外へアピールしてもらいたい」と述べました。
2点目は「環境問題がクローズアップされている現在、益々増え続けている生ゴミを有効活用したく、一方法としてボカシ工法※を取り入れていきたい。当面、合川地区をモデルとして実施する予定なので、市としても賛同していただきバックアップしてほしい。やがては、市全域に広め、ゴミ処理経費の削減に役立てたい」と述べました。
3点目は「空き屋が目立つようになり、危険な建物が増え、非常に危険。場所によっては、景観を損ね非行の温床にもなりかねないので、市が所有者に対し撤去命令するなど方法を検討してもらいたい」と述べ、3点の要望について市の協力を求めました。
これに対し、佐藤副市長は「自治会をはじめ、皆さんが存続について盛り上げていただき、内陸線存続の方向性が見いだされた。内陸線は生活路線だけではなく、観光を含めて多くの方に乗車してもらうよう、取り組みをしていきたい。また、ゴミについては、生ゴミの有効活用や買い物袋の持参、ゴミの分別など、減量化に向け市民の皆さんの協力が必要。空き屋の撤去命令は法的に難しいが、公共的に危険を及ぼす建物については、関係機関と連携し対応していきたい。いずれの要望も十分検討していきたい」と述べました。
※ボカシ工法(ボカシ肥料)…米ヌカ・油カス・骨紛・魚カスなどに微生物資材を入れ、40日ほど掛けて麹のように醗酵させた肥料