2008年12月20日
コンテンツ番号2682
地域活性化にむけた意見を交換
(2008.12.20)
地域活性化に向けた意見を交換した「元気な大館・北秋田地域づくり活動報告会」(20日、交流センターで)
北秋田地域振興局主催による「元気な大館・北秋田地域づくり活動報告会」が、12月20日(土)、北秋田市交流センターで開催され、大館、北秋田地区で独自の地域活動を展開している団体の代表が日頃の活動状況を報告しながら地域活性化に向けた展望など意見を交換しました。
報告会には圏域から約80人が参加。県の「元気な大館・北秋田地域づくり活動」顕彰事業として開催されたもので、日頃地域に根ざした地域づくり活動を展開している団体や個人を「地域活動マスター」や「地域活動チャレンジャー」に認定して活動を支援するものです。
はじめに、北秋田地域振興局の藤田局長が「自主的、主体的地域づくり活動で大舘・北秋田を元気にしていくことをめざし、各種団体や個人の活動を顕彰しながら支援している。これからも模範的で積極的な活動を期待します」とあいさつ。そのあと、3団体に「地域活動マスター」の認定証が、12団体、個人に「地域活動チャレンジャー」の認定証がそれぞれ交付されました。
この後、地域活動マスターに認定された「特定非営利法人ひととくらしとまち大館ネットワーク」事務局長の小棚木政之さん(大館市)、NPO森吉山ネイチャー協会理事長の加藤寿さん(北秋田市)、大館市たつみ町町内会顧問の工藤侃さん(大館市)が日頃の活動状況を報告し、これからの抱負を語りました。
この中で北秋田市の加藤さんは、森吉山を愛する団体、個人が集まってNPO法人を立ち上げた経緯を紹介し、森吉山を舞台にした様々なイベントや自然保護活動に取り組みながら森吉山の魅力を全国に発信していきたいと観光振興への意気込みを強調していました。
報告会のあと、小棚木さん、加藤さん、工藤さん、それに昨年地域活動マスターに認定された大館自然の会代表の伊藤郁夫さん(大館市)、伊勢堂岱遺跡ワーキンググループ代表の佐藤喜美男さん(北秋田市)、大館市女性ボランティアのぎくの会代表の丸屋千鶴子さんをパネリストにしてパネルディスカッションが行われ、それぞれの活動をあらためて紹介しながら抱負などについて意見を交換しました。
このうち北秋田市の佐藤さんは、伊勢堂岱遺跡が世界遺産リストに登録されたことを紹介しながら「世界の有名人が訪れるような世界遺産にしたい」と夢を語っていました。
最後に、コーディネーターを務めた秋田県北NPO支援センター理事の田畑 薫さんが「それぞれに特徴ある活動に意欲的に取り組んでおり地域づくりへの意気込みが感じられる。今後も民間団体や個人、行政が連携して大館・北秋田の元気な地域づくりを進めていきましょう」と訴えて報告会を閉じました。