2008年11月01日
コンテンツ番号2671
歌声のあふれるまちを目指して
(2008.11.1)
第3回浜辺の歌音楽祭(加賀隆寛実行委員長)が11月1日、市文化会館で開催され、児童生徒やコーラスグループが成田為三の楽曲や思考を凝らした合唱曲を発表、たくさんの観客を前に美しい歌声を響かせました。
主催は市教育委員会。「浜辺の歌」をはじめ、優れた童謡などを数多く作曲し、日本を代表する作曲家として知られる米内沢出身の成田為三(1893 -1945)を顕彰するとともに、歌声のあふれる活気あるまちづくりにつなげることを目的として開催されている音楽祭です。
今年の音楽祭には、保育園児から、小中学校、一般のコーラスグループなど21団体が参加、約750人が出演しました。
開会式では市教育委員会の三澤仁教育長が、「美しい歌は心の中に響いていく、心が洗われたような気持ちになる。歌は不思議な力をもっていて、悲しいときに歌を歌うと悲しみは半分になる。嬉しいときに歌を歌うと嬉しさは何倍にもなる。私たちが生活する中で歌や音楽は欠かせないもの。今日は、みなさんの歌声を聞くことをとても楽しみにしている。緊張しないで大きな声で美しい歌声を響かせてほしい。」などとあいさつ。
岸部市長の祝辞、また加賀実行委員長が講師講評をしていただく、大館市出身の橋本祥路(しょうじ)氏、記念演奏者で鹿角市出身の声楽家・安保克則氏、能代市出身で合川高校講師の斎藤麗香氏を紹介したあと、午前・午後の2部構成でプログラムが始まりました。
午前中の第1部には「浦田保育園」「鷹巣中央保育園・鷹巣東保育園」「はまべのうたキッズ」「鷹巣西小学校」「米内沢小学校」など10団体、午後からは、「合川中学校」「コールもりよし」「あかしや合唱団」「鷹巣混声合唱団」など11団体が出演。各団体は、「赤い鳥小鳥」「浜辺の歌」など為三が作曲した曲1曲を含め、それぞれ2曲から3曲を発表しました。
オープニングを飾った浦田保育園の発表では、園児と母親が一緒に「兎踊り」「小さな世界」を合唱。時折、隣にいる母親と目を合わせながら大きな声で歌い会場をアットホームなムードに包み込みました。また、鷹巣西小学校の発表では、演歌歌手・氷川きよしの「きよしのズンドコ節」を鷹巣西小版にアレンジした「鷹巣西っ子ズンドコ節」を発表、おなじみの歌詞とリズムに合わせ振りつけし、会場を盛り上げました。
1部・2部とも、安保克則氏・斎藤麗香氏による記念演奏と大館市花岡町出身の作曲家・橋本祥路氏による講評が行われました。
音楽祭の最後には、橋本氏の指揮で出演者全員が会場のお客さんと一緒になって「浜辺の歌」を合唱し大団円となりました。
発表された曲の一部を動画で紹介(抜粋)
『赤い鳥小鳥』動画をダウンロード(成田為三作曲)=はまべのうたキッズ
『鷹巣西っ子ズンドコ節』動画をダウンロード=(鷹巣西小学校)