2008年11月04日
コンテンツ番号2667
医業収益を減額する補正予算などを決定
(2008.11.4)
北秋田市上小阿仁村病院組合(管理者=岸部陞北秋田市長)議会の第4回臨時会が、11月4日、公立米内沢総合病院で開かれ、補正予算など提出議案がいずれも原案どおり承認、可決されました。
この日提出された議案は、平成20年度補正予算(2号)の専決処分の承認を求める案件および平成20年度補正予算(第3号)、平成19年度決算に係る資金不足報告についての3件。
このうち専決処分された補正予算(第2号)は、パソコン等備品の購入費71万4千円を追加するもので、議員からは「前回の臨時議会の直後に専決した理由は」「当初予算で更新すべきでなかったか」などと質問があり、当局からは「補正予算を提出する時間的余裕がなかった」「旧型のパソコンの使用に努めたが事務処理上更新せざるを得なかった」などと答弁しました。
また、補正予算(第3号)は、患者数の減少を見込み、収入で9264万1千円、支出では薬品費等6014万5千円を減額補正し、当年度損失総額2億7142万3千円を見込むものです。議員からは「医師確保の取り組みは」「薬品費を大幅に節減できた経緯は」などと質問があり、市長および当局からは「来年度外科医1名を確保できる見込み」「大手薬品会社の参入により年間を通じて薬品単価を抑制できる見込み。患者の減少による供給の減も見込まれる」などと答弁しました。
平成19年度決算の資金不足比率については、13.6%で、経営健全化基準20.0%を下回っている旨報告があり質問はありませんでした。 議案は、採決の結果いずれも全会一致で可決されました。