2008年11月06日
コンテンツ番号2662
快適な訓練環境に配慮
(2008.11.6)
今年4月にリニューアルオープンした秋田県立鷹巣技術専門校(小松司校長)の新校舎落成式が11月6日(木)、同校体育館で開かれ、在校生、教職員をはじめ、同校OB、地域住民、関係者ら約150人が完成を喜び合いました。
落成式では、はじめに佐藤文一副知事が、校舎改築にあたっての地域や関係者の協力に感謝しながら「昭和37年に開校以来4100人以上の人材を輩出してきた。厳しい雇用情勢の中で職業転換や新しい技能開発のために教育機関の役割が高まっている。今後も地域に密着した即戦力としての実力を育くむために尽力していきたい。新しい施設を活用して訓練に励んでいただきたい」と式辞を述べました。
続いて来賓の柴田正敏・県議会農林商工委員長、岸部市長が、「厳しい経済情勢下にあってものづくりのスキルアップが求められている。離職者にチャンスを提供するよう柔軟に対応していただきたい」「木の香りがあふれるすばらしい校舎。新たな技術の習得に励める学校を建てていただき感謝する。地域の人材を育成していくよう市としても協力、連携していきたい」などと祝辞を述べました。
最後に、訓練生を代表して門間毅さんが「恵まれた環境の中で楽しく訓練に励むことができ感謝している。しっかり技術を身に付け社会に活かしていくために努力したい」と誓いました。
鷹巣技術専門校は、昭和37年に旧綴子中学校校舎を借り上げて鷹巣職業訓練所として発足しました。その後訓練科目が追加、再編され、昭和49年に校舎、実習場、寄宿舎、体育館が改築、増築されながら、名称も鷹巣専修職業訓練校、鷹巣高等職業訓練校、北高等技能専門校、そして鷹巣技術専門校と改められてきました。
前面改築工事は平成17年度に着手し、このほど完成しました。総事業費は13億5千万円。現在は、テクノスクール鷹巣とも呼ばれ、自動車整備科、建築工芸科、建設機械運転科が設けられており、平成20年度は41名の訓練生が訓練に励んでいます。 改修事業は平成18年度に着手、完成した新校舎は、管理棟、教室棟、実習棟、体育館、寄宿舎等の附属棟からなり、鉄骨造りでありながら随所に木材がふんだんに使用されるなど、快適な訓練環境に配慮されています。