2008年11月07日
コンテンツ番号2659
瑞宝双光章受章の北林さん
消防功労によりこのほど瑞宝双光章を受章した本市の北林照吉さん(73)=米内沢字御嶽=が11月7日(金)、市役所を訪れ、岸部市長に受章を報告しました。
北林さんは農協に勤務するかたわら、昭和33年1月に旧森吉町消防団に入団し、班長、部長、分団長を経て平成4年1月から15年12月まで団長を務め、平成2年には消防長官永年勤続功労章を受章されています。
現役時代は、不足だった団員の確保、消防技術のレベルアップ、日当の導入やポンプ車の更新などの環境改善をはじめとする多くの取り組みで消防団活動の向上にまい進されました。
特に平成4年から退団するまでの11年間は、森吉町消防団長として森吉町消防団7分団を束ね指揮、指導されるとともに消防施設の拡充を訴えて実現させました。この間、昭和47年の阿仁川の洪水では、腰まで水に浸かりながら住民の避難を誘導するなど献身的に消防人としての使命を尽くされました。
退団後は農業に専念するかたわら、自治会長など多くの役職を歴任、頼られる存在として地域に貢献されています。森吉町、北秋田市農業委員も務め現在は4期目。
報告で北林さんは、市長に勲章と勲記を見せながら、「たいへんな名誉。ただ受章は一人の力ではなく、団員や家族の支えがあったからこそ。今後も微力ながら地域に貢献できれば幸い」と述べ、市長は、「長年にわたる地道な活動の成果。これからも後進の育成などで協力を」と、受章を称えていました。
(2008.11.7)