2008年11月09日
コンテンツ番号2657
それぞれの思い込め記念植樹
(2008.11.9)
北秋田市鷹巣漁業協同組合(湊谷啓二組合長)が主催する桜の記念植樹が11月9日(日)、米代川河川公園で行われ、参加した20組の家族、団体の代表らが子どもの誕生、願い、創立記念などそれぞれの思いを込めた桜の植樹で汗を流しました。
同公園は、毎年7月に開催される米代川花火大会の会場となっているほか、アユ釣りや散歩、スポーツなどで市民に親しまれています。国土交通省をはじめ行政では、一層の利用促進を図るため、河川愛護団体などと連携し、これまで川の景観を阻害する雑木の伐採、せせらぎ水路の設置などの整備を進めてきました。
また平成18年には、国土交通省能代河川国道事務所鷹巣出張所が、河川愛護団体のラブリバーネットワーク北秋田(湊屋啓二代表)、鷹巣漁業協同組合、北秋田市老人クラブ連合会鷹巣支部、北秋田市との共催により河川公園に桜の苗木32本を植樹、その後も公園内の花だんへの花の植栽が行われ、美化が図られています。
今回の桜の植樹は、河川環境の保全・緑化の推進を目的に様々な取り組みを行っている同漁協が、年次計画で桜を増やし同公園の美化と環境保全を図るとともに鷹巣中央公園に次ぐ桜の名所にしたいと企画したものです。参加したのは、市観光協会、ラブリバーネット北秋田、今年創立50周年を迎えた鷹巣中学校など公募により先着順で決まった団体や家族20組。
植樹前のあいさつでは、湊屋組合長が「漁協では、行政に頼るだけではなく自ら緑化を進めようと、小猿部川源流部・竜ケ森キャンプ場周辺へのブナ植栽などの活動も行ってきた。桜の苗木は植えた後も周辺の草取りなどときどきは訪れて手入れしてほしい。みんなの協力で共有財産を守って行きましょう」などと呼びかけました。
また、国土交通省能代河川国道事務所鷹巣出張所の吉田久所長が、「今後も市民の皆さんの意見を伺いながら公園整備を進めるとともに、桜が末永く愛されるよう見守っていきたい」と述べました。
参加者は、植樹の仕方について説明を受けた後、自分たちの受け持ち場所に樹高3mほどの桜の苗木を運び、スコップでていねいに土をかけて植え、仕上げに記念のことばと名前を入れた記念プレートを支柱に取り付けました。
両親と弟の4人で参加した千葉隆平君(10)=七日市字中屋敷囲ノ内、鷹巣南小学校5年=は、「大きく育ちきれいな花を咲かせ人々にしあわせを与えられますように」との願いと兄弟2人の名前の入ったプレートをお父さんに取り付けてもらい、「花が咲いたら家族で一緒に見に来たい」と話していました。